タクミです。
投資を本格的にはじめて5年。途中で一部を売却しながらも、基本的には買って放置する戦略で5年間続けてきました。
幸いなことに、投資を始めた5年間はプラスの評価となっており、2022年の1年間だけマイナスという結果でした。
今回は会社員の30代の私タクミが、投資を5年間続けてわかったことをまとめます。
なお投資というのは米国株のインデックス投資を指します。日本の個別株を買う投資ではないので、前置きさせていただきます。
会社員が投資を5年間やってみてわかること
500万円の壁を越えるまでが勝負。
投資にはいくつか金額の壁があります。タクミとしては、500万円を超えることができるか、が1つの壁になると思います。
500万円の投資資金を作ることができれば、ほぼ投資は成功といえます。
なぜなら、年間5%で計算すると、毎年25万円のお金が増える計算になりますから、1ヶ月分の給与を毎年増やせるインパクトを実感でき、投資のモチベーションを維持できるからです(非課税口座の場合)。
タクミが投資を始めたとき、元金は200万円でした。これは恵まれていたほうで、0からスタートする方は、先に100万円、つぎに2倍の200万円の壁があるので、いかに200万円を貯めるか、が鍵となります。
タクミは会社員として4年間半ほど仕事をしていて、平均よりも残業が多く、少しだけ給与がよい会社にいたので、相当な散財をしながらも、社会人3年目の終わりから4年目の1年半ほどで、200万円の元金を作れました。
これから社会人をスタートする方は相当有利です。バリバリ残業して稼いだお金を、腕時計や車、家につかうべき、デートは奢るべき、という価値観が変わってきて、見栄をはる必要はなく、本当に必要だと思えるものに使うことができるからです。
無理に投資元金を貯める必要はなく、たとえば22歳で会社員になったら1年間に50万円をの貯金を目指してみると、4年間で200万円の貯金ができます。あと2年使って28歳で300万円の貯金ができたら、100万円は貯金しておいて、200万円を使って投資をする。
もっと頑張れる人は、2年間で100万円を貯金できたら、3年目以降は投資を始めるくらいのロケットスタートができれば素晴らしいです。
20代後半は年収が増えてきますから、30歳頃までに500万円を超えると、一気に投資が楽しくなります。
まずは焦らずじっくり500万円を作ってみる。これを目指すのが良いと思います。
平日の朝に起きるのが楽しみになる
米国株の投資をする前提ですが、平日は朝に評価額が変わるので、朝起きるのが楽しみになります。
私は朝の4~5時に反映されるのが楽しみで、気がつくと5時前後に起きることが増えていました。
朝活を無理にするよりも、米国株を始めることで、自然と朝活ができるようになるかもしれません。
本業の影響がない
個別株投資とは異なり、米国株のインデックス投資は本業への影響はありません。
日本の個別株を購入すると、平日の9時~15時に値動きしますから、本業の仕事中が一番気になる時間帯になります。
そうすると、トイレ休憩や昼休み、15時頃に値動きが気になって仕事が手につかなくなります。
タクミは新卒時代は日本の個別株を購入していましたので、まさに値動きが気になってしまう失敗を経験しています。
米国株インデックス投資は、朝の4時には結果がでますし、チャートを気にする必要もないので、大切な本業の仕事に影響がでないメリットがあります。
投資資金が1000万円を超えるとお金を稼ぐ熱意は落ち着く
投資資金が1000万円を超えると、お金を稼ぐ熱意は落ち着いてきます。
デメリットのように感じますが、タクミはとてつもないメリットだと感じています。
お金を稼ぐ熱意は大切です。その一方でお金を稼ごうとする熱意が強すぎると、例えば不要だと思っている商品をむりやり販売したり、あやしい商品を紹介したりすることに繋がります。
社会人になると、学生時代の知り合いから、自動車保険や生命保険、投資セミナーの紹介、クレジットカードの勧誘が増えてきます。
勤め先のノルマがあるので仕方がないのは理解していますが、簡単にいえばお金を稼ぐために信頼を失うことを無意識にしてしまうわけです。
タクミは販売のノルマがある業務に携わったことはなかったのですが、もし自分が同じ立場だとしたら、長期的に働き続けるのは無理だったと思います。
話は戻りますが、投資資金が1000万円を超えると、年間50万円はプラスになる可能性があります。
20代の方であれば、頑張って工夫してようやく1年間で50万円の貯金ができたという状況から、極端な話、1年間仕事をしないで遊んでいても、同じだけのお金が増えるようになります。
副業で月3万円稼ぐ。5万円稼ぐ。というのは目標にされることがありますが、資産1000万円を運用して得られる50万円というのは、毎月4万円稼ぐということと同じ扱いになります。
今回は会社員の私が投資を5年間続けてみてわかったことをまとめました。
今回は投資のポジティブな面に触れましたが、200万円でスタートした途端に、マイナス40%の120万円にまで元金が減少して、半年間はマイナスだったという悲しいことも経験しています。
投資でお金が増えることを信じるのではなく、投資をするためには貯金が必要なので、家計を整えよう、と思う気持ちが、結局は一番重要です。