シンプル都心ライフ

都内で働くITエンジニアの都心ライフ。主要キーワード:大学院/TOEIC/就活/都心ライフ/ホテル/SPG/米国株投資/副業

貯金0から1000万円到達までにやったこと

f:id:steveperry1373:20221211170218j:image

タクミです。

 

2018年には貯金0になったことがある男ですが、そこからの4年後の2022年に1000万円の貯金を作ることができました。

 

特に貯金1000万円を目指していたわけではないのですが、気がついたら達成していた形です。

 

仕事を始めた25歳から7年目の32歳で貯金1000万円に到達できました。

 

28歳の時は貯金0になり焦っていたのですが、一気に貯金ができる体質になったので、今回は貯金0から1000万円到達までにやったことをまとめました。

 

 

 

貯金0から1000万円到達までにやったこと

ざっくりでも家計簿をつける

家計簿をつけることで貯金をすることができるようになります。むしろ家計簿をつけないとなかなか貯金は増えていきません。

 

年収は高い方が貯金しやすいです。しかし年収が高くてもそれ以上に使ってしまえば貯金はできなくなります。

 

家計簿をつけると、自分のお金の使い方の癖がわかるようになります。

 

例えば金曜日に飲みに行く頻度が高かったり、規制や遠征などで大型出費があったり、携帯料金などの公共料金が平均よりも高かったりなど、です。

 

家計簿をつけることで、いくら自分が使っているかを把握できます。

 

家計簿をつけても、貯金ができるようになるまでは時間がかかります。1年程度ではあまり効果はなく、3年ほど継続することで、おおよその食費、交際費などの支出がわかってきます。

 

支出さえ把握できてしまえば、大きな支出を減らすことができないか、対策を立てることができます。

 

例えば居酒屋で2軒ほど飲んでいる場合は、2軒目を宅飲みに変更できないか、や、毎日1000円のランチを食べているなら、4日は松屋などのチェーン店やお弁当で4〜500円に抑えて、金曜日は1500円以上の贅沢なランチを食べるなどです。

 

お金の使い方にはクセがでてきます。満足度を求めてお金を使っているのか、なんとなくの習慣でお金を使っているのか、じっくり内省できればお金の使い方を変えることができます。

 

本業の仕事を継続する

本当に普通の話ですが、本業の仕事を継続して年収を上げていくのが、確実に貯金する方法です。

 

副業で収入を増やそうと考えるよりも、本業で年次が増えることや、残業を増やして仕事に励む方が、簡単に収入を増やせます。

 

私は社会人2年目からブログの副業を始めています。副業をやることで年間10〜20万円の収入を継続して得ることができていますが、本業であれば、年間20〜40万円増えていきます。

 

年功序列、かつ給与が40歳以降まで増える想定で話しますが、日本の企業であれば大抵の企業は年齢と共に増えていきますし、年齢と共に昇進します。

 

20代の頃は30代後半、40代まで年収が増えるのを待てない、と思って焦ると思いますが、貯金を確実にするためには、できるだけ本業を長く続けることが成功確率を上げられます。

 

変に副業に取り組みすぎて、本業に支障が出るよりも、副業は本業に影響ない範囲にして、本業のスキルアップに励んだ方が、収入が増えやすく、結果として貯金もしやすくなります。

 

これは私自身も反省していますが、社会人2年目から副業に取り組んだのは良かったですが、並行して資格勉強を継続していれば、もっと仕事の幅が広がったはず、と少し後悔しています。

 

資産運用にトライする

貯金だけでは1000万円を作るのには時間がかかります。

 

私は2020年から投資を始めました。元々は、2014年の大学院生の頃から個別株投資をしていたのですが、常に負け続けて合計100万円の損失を出していました。

 

その反省を活かして、2020年の投資では「米国株のインデックス投資」のみを購入することに決めて、毎月5万円〜10万円、ボーナスでは70万円〜90万円を投資に回すようにしました。

 

もちろん、引っ越しや大型出費などで、ほとんど投資できない時期もありましたが、マイペースに投資を続けた結果、評価額が200万円前後になり、大きく資産を増やせました。

 

投資はリスクもありますから、タイミングによっては200万円の損失になっていた可能性もあります。

 

たまたま運が良く、2020年〜2022年の間は評価額がプラスとなったことは忘れないようにして、自分でコントロールできる「年間の投資に回せる金額」をコツコツ投資する、ということに専念しました。

 

資産1000万円を超えて変わったこと

多くの方もブログで書いていますが、実は1000万円ではなく、その前段の500万円を超えたあたりから、物欲が減っていきました。

 

百貨店のブランド店を含めて、一括で購入できるものばかりになりますので、「いつでも買える」状態になると、今すぐに衝動的に欲しい、というものが減っていき、結果的にお金を使わなくなります。

 

その結果、時間の経過とともに、600万円〜900万円まで着実に資産が増えていき、今回の冬のボーナスのタイミングで1000万円を突破できました。

 

いまだにウィンドウショッピングをするのは楽しいのですが、わざわざ高額なものを購入するのは、奥様の誕生日や結婚記念日などにミシュランのレストランを予約するときくらいです。

 

また資産が増えるに従って、投資から得られる収益も大きくなりますから、年々、資産が大きくなってきます。

 

元々は年間50万円の貯金をすることも大変だったのですが、今では資産運用の年間収入が50万円を超えることもあり、不思議な感覚を覚えています。

 

投資を継続することで、年々、お金の不安が減っていくことを実感しております。

 

難しいことをやる必要はなく、むしろ収入を増やして、支出を減らして、投資に回す、という非常に単純な作業をコツコツ、焦らずに継続することが重要になります。

 

今後の目標など

貯金1000万円を超えたのですが、私はセミリタイアは特に考えておらず、最短で資産形成をしようとは思っていません。

 

家賃は14万円ほど支払っているのでミニマルではありません。タワマンに住んでいて、ミシュランや5つ星ホテルも毎年泊まりますから、少なくとも年間400万円は使っています。

 

今後も、毎年250〜300万円の貯金はできることが想定されます。そうすると次の3〜4年で、資産は2000万円を突破します。

 

35歳前後で2000万円を作れたら、家を買う頭金にすることも考えています。

 

都心のマンションは非常に高額ですが、中古、かつ60平米前後のコンパクト物件であれば7000万円くらいで購入できそうです。

 

さすがにフルローンで7000万円のマンションを購入するハイリスクなことは私の性格上できないと思うので、リスクを減らすために頭金を入れて、ローンを5000万円以下にしたいです。

 

奥様とも協力し、話し合いつつ決めますが、35歳前後で山手線内にマンションを購入できたら、10〜15年住んでその後に売却しても、その間賃貸でいるよりも割安になる可能性があります。

 

もし貯金が思うようにできなければ、2〜3年貯金期間を延長して、3000万円近くの貯金を作り、頭金を増やす戦略にしたいです。

 

思うように物件が見つからなければ、賃貸でも家賃を少しずつ上げて、家賃18〜20万円の物件で楽しく生活することも検討します。

 

衣食住の中で、衣と食に関しては、すでに飽和状態になっています。つまり、これ以上、お金を使うメリットを感じにくい状態です。

 

一方で、住環境については、今の賃貸物件はグレードは高いものの、平米数が少なく狭いので、居住性が快適、とまではいえない状態です。

 

同じ家賃で広い場所を探すと、当然ながら都心から離れた場所に住む必要がありますが、一度体験すると、都心の利便性の方が、居住空間の不便さよりも上回りますので、なかなか次の物件が見つかりません。

 

それならば、頭金を数年後までに貯めて、今よりも広い物件を中古で買ってしまう方が良い、ダメでも賃貸で家賃を上げてしまう方が良い、という判断になりました。

 

どちらにせよ、貯金があることで、引っ越しをする時の費用や、家賃を上げる自由を手に入れることができます。

 

貯金が0の頃は、その日暮らしで、クレジットカードの引き落とし日にビクビクしていたのですが、それが完全になくなり、行動の範囲が広がったのが、貯金をすることのメリットです。

 

まとめ。貯金を始めるなら家計簿をつけよう

まとまった貯金ができることで、気持ちに大きな余裕ができるようになり、貯金がない頃よりも思い切った行動ができるようになります。

 

しかし、振り返ると、私も4年前は貯金がほぼ0になるくらい、お金を貯めることが苦手でした。むしろ手元に入ったお金は全て「体験に使うべし」と思い、高級ホテルやミシュラン、海外旅行など、一気にお金を使っていました。

 

しかし、そのような生活をして貯金がない時代を続けていると、「毎年同じような行動しかしていない」ということに気づきます。

 

貯金がないので、勉強したい分野の本を買えず、本当に泊まりたいホテルに泊まれず、投資をしたくても少額だから意味がない、と思いこみやらない、という悪循環に入ってしまったのです。

 

一方で、貯金が増えるにしたがって、今まで以上に高級ホテルやミシュランのレストランにいく頻度が増えました。一方で、デパートやネットで、中途半端な価格帯のものは購入しなくなりました。

 

値段が安く妥協できるものか、一流のものか、という2択の選択をするようになり、中間層のものを買うという選択肢がなくなったので、結果として支出が減りました。

 

貯金が増えていくことで、今までよりも行動範囲が広がります。しかし、半年後、1年後、2年後にすぐに貯金を増やしたいというのは、かなり難しいと思います。

 

私のように4年間くらいコツコツと改善を続けることで、少しずつ貯金ができ、資産が増えるようになります。

 

何歳からでも遅くはない、というと聞こえはいいですが、貯金や資産運用は「若ければ若いほど有利」なのは間違いありません。受験と全く同じです。

 

私は29歳くらいまでは貯金がほとんどできませんでした。本当は学生時代からコツコツと貯金する習慣を身につけていれば、20代のうちに1000万円を作れたと思っています。

 

しかし、過去を変えることはできません。私は29歳から貯金を始めて、32歳で1000万円を作ることができました。

 

いきなり収入や資産を増やすことはできません。それをやろうとすると黒に近いグレーなことをやる必要性が出てきますし、それは結果的に長続きしないと思います。

 

真っ当な方法でやるなら、特に面白くもない家計簿をつけて、貯金できたかを確認する、という地味なことをコツコツ続けるのが確実です。

 

逆に言えば、貯金をすることに生まれながらの才能は必要ありません。誰でも時間をかければ達成できます。

 

100メートルを10秒で走ることや、身長が190cm以上欲しいなどの目標は、どんなに努力しても無理な人は無理ですが、貯金は収入を増やして支出を減らすだけで、時間をかければ誰でも達成できます。

 

「20代のうちに」「30歳までに」「30代のうちに」のように年齢で区切る意味はほとんどありません。仕事を始める年齢はバラバラですし、年収が増える時期も会社によってバラバラです。

 

まずやるべきことは「1年間でいくら貯金できたのか」を把握することです。増えていないなら改善する努力をすれば確実に増えますし、それが難しいなら、無理に貯金する必要はないと思います。

 

今回は過去に貯金0だった私が1000万円の貯金を作るまでにやったことをまとめました。

 

魔法のようなことは何一つなく、特に副業で成功したわけでもなく、単に地道に家計簿をつけて、収支を把握し、1年間のうちに前年よりも貯金を増やそうということだけを意識していたら、気がついたら1000万円を突破していました。

 

まとまった貯金があると、お金に対する執着が少しだけ薄れてきます。物欲も下がってきますので、本当に必要なものにお金を使えるようになります。

 

セールやキャンペーンは全て無視できます。必要な時にお金を使えば良いので、行きたくもない時に安く旅行しても無駄金になり満足度は低くなります。たまたま行きたい時期とセールが重なれば幸運ですけどね。

 

というわけで、まだまだ通過点でしかありませんが、貯金が