12連休を使って大分の湯布院、別府、さらには神奈川の箱根の旅に行ってきました。
温泉と美味しい海の幸を堪能し、さらに旅行すると規則正しい生活リズムに戻るので、早寝早起きの習慣が戻ってきました。最高です。
早寝早起きの記事はこちら!
さて、今回はそんな旅の途中で、私の彼女が転職活動を考えていました。そこでこんな話になりました。
「なかなか条件の良い求人がこない」
実際に求人をみてみると、口コミ評価の低い企業ばかりで、なかなか条件の良い企業からの募集がありません。
たしかに第二新卒での転職では、経験も浅く、良い条件の求人は少ないのが実情です。
そこで筆者は、ふと思った一言をつぶやいてみました。
「若いんだし大学院に進学してみれば?」
はじめは軽い気持ちで、大学院進学をすすめてみましたが、彼女は早速研究室の訪問連絡を入れて、アポをとりました。
実際に受験するかどうかはともかく、僕は彼女の行動力に「すごいな」と尊敬してしまいました。
というわけで今回は、キャリアアップに向けた社会人からの大学院入学について書いてみました。
社会人になって2〜3年経ったけれど、やっぱりもう一度勉強してみたい。研究やゼミを通して、大学院在学中に資格や学歴をとって、再就職でレベルの高い企業に応募したいという方に読んでいただければと思います。
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なぜ社会人経験者にも大学院進学はオススメなのか?
有名大学院に進学することで、再就職で大手企業に行ける確率が上がる
大手企業に入社するには、高学歴の方が有利になります。
すでに社会人になっている方で、もっと就職活動で有利になりたい、という方に大学院進学はオススメです。
大学院入試では、大学時代に所属していた大学や学部はほとんど関係ありません。あくまで大学院入試の成績によって、合格不合格が決まります。
なので、社会人だから大学院受験は無理というわけではないのです。
現在の大学院は、社会人経験のある人を求めている
筆者も理系の大学から、東京大学の大学院に進学した過去をもちます。大学院進学は、単に経歴に箔が付くだけでなく、レベルの高教授、准教授、研究仲間に揉まれて成長できる最高の場なのです。
さらに最近では、大学院側もダイバーシティ(多種多様)な人材の育成を目的として、社会人経験があり実務を経験している人を始め、様々な分野の研究をしていた人を育成しようとしています。
つまり、大学院進学への壁が低くなったわけです。超難関の東大入試に合格できた人だけが、東大の大学院入試に合格するわけではないのです。
特に社会人経験がある人には、大学院側も門戸(もんど)を広げています。
筆者が通っていた大学院でも、社会人経験のある方が20人中4〜5人はいました。かなりの比率ではないでしょうか。
大学院進学は、すでに社会人経験のある方にもオススメです。
大学院入試は、筆記試験のみで合格を出すわけではない
社会人でも大学院は募集しているのはわかったけど、まず試験に受かる自信がないんだけど..
当然ですが、大学院に受験者全員が合格できるわけではありません。大学院入試で一定以上の点数を取った人だけが合格できるのは、大学受験と同じです。
そして、理系の大学院の場合、相当レベルの高い専門科目の知識が必要です。数学系の研究室なら、高校レベルのIA、IIB、IIICは当然として、大学レベルの線形代数、ラプラスなどの高度な知識が必要です。
しかし、先ほど書いた通り、大学院は社会人経験者向けに門戸を広げています。
つまり、筆記試験ではなく、口頭試験のみで合格を出す大学院も存在するということです。
実際に、東大のある研究室では、口頭試験のみで受験可能な研究室も存在します。
大学院受験に興味をもたれた方は、ぜひ志望する大学院の募集要項をホームページから確認してみてください。
社会人から大学院生になるデメリットは?
ここまでは社会人であっても大学院受験は難しくないという話をしてきました。では実際に大学院に合格できたとして、デメリットはないのでしょうか。
筆者の考えでは、デメリットはもちろん存在しますが、長い将来のキャリアを考慮すると、全てメリットになると考えています。
大学院進学のデメリットとして、巷(ちまた)で言われているのは金銭的な問題です。
2年間の進学中は、当然ですが生活費や学費が必要です。
生活費に関しては、なんとか捻出する必要があります。しかし学費に関しては、国立の大学院であれば年間53万円ほど。
入学金に30万円程度、年間53万円を2回なので、約140万円程度です。もちろん奨学金を借りることもできますし、東大などの有名な大学に合格すれば、第1種奨学金という金利無しのプランに申し込める確率も高くなります。
ただしこれは国立の大学院に限ります。私立理系の大学院では、年間150万円ほどかかってしまうので、合計で300万円を超えてしまいます。
大学院への進学を考えるなら、国立の大学院にしましょう。そして大学院在学中に就職活動が始まりますが、有名大学の大学院であれば、相当のメリットをもって就職活動にいどめます。
何年務めるかにもよりますが、平均年収で見ても前職と比較して100万円以上増える確率が高いでしょう。たとえ5年〜10年しか働かないにしても十分に学費分の元は取れます。
社会人から大学院に進学する場合、注意すべきなのは就職活動時期の年齢
大学院進学をする場合の注意としては年齢です。就職活動に入る年齢が高ければ高いほど、高学歴になったとしても就職活動で苦戦することになります。
大学院の修士課程はストレートで卒業すると24歳で修了です。ただし高学歴になってくると1浪、2浪、1留などの学生の割合も増えるので平均すると25〜26歳程度ではないでしょうか。
ですので、遅くとも26〜27歳までには大学院を修了できる年齢だと、就職活動でも良い結果を出せると思います。それ以上の年齢になると、就職では多少不利になると思います。
※28歳の東大院生の男の同期は、就職活動で苦戦していました。結果的に大手企業に入れたようです。32歳の女性の方は、かなり就職活動に手こずっていました。第二新卒として就活できない場合には、高学歴になっても就職活動は難しい場合があります。
なので、キャリアアップのために社会人から、大学院進学を考える方は、24〜26歳までには大学院に入学できると良いかと思います。
まとめ。社会人からの大学院進学でキャリアアップのチャンスはある
今回は、社会人から大学院進学を通してキャリアアップをする方法をご紹介しました。
冒頭でも述べたように、大学院進学は、単に高学歴になるから就職に有利になるというわけではなく、大学院での高等な研究を通して、社会人時代より思考レベルやディベートのレベルを上げるなど、自身のスキルを高めることで自信をもてるメリットが大きいです。
長い人生のほんの2〜3年で、残り50〜60年続く人生が変わってきます。
ぜひ、興味のある方は、大学院受験という選択肢を考えてみてください。
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