タクミです。
今回は、東京都の浅草駅の近くにあるミシュラン2つ星フレンチレストラン「ナベノイズム」さんを訪問しました。
ナベノイズムは、恵比寿にあるジョエルロブションの総料理長を務められていた「渡辺雄一郎」シェフが創業したレストランです。
フレンチの頂点を極めたシェフの主義主張(イズム)がこもった料理の数々を楽しみましたのでご紹介します。
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【ミシュラン☆☆】浅草2つ星フレンチ「ナベノイズム」の料理を堪能してきた!
一品目:春キャベツのスープが印象的な前菜です。浅草らしく雷おこしを使った創作料理が面白いアプローチでした。ウニのシュークリームなど、胃液が分泌されます。
二品目:ナベノイズムのスペシャリテ。そばがきにキャビア、エビを合わせた逸品で、故ジョエルロブション氏へのオマージュとなる作品です。
同じくジョエルロブション出身のアナヒナガストロノームさんでもキャビア料理が出てきましたが、ナベノイズムさんでは「和」の主張が強く、そばがき、わさびを使いつつ、フレンチの技巧であるバターを練り込むなど工夫された料理でした。
三品目:ホタテや春野菜を使った前菜です。ナベノイズムさんの今回のメニューでは果物を多用している印象があり、本作品はキュウイが合わせられており「この発想はなかった」と驚きました。
四品目:強烈なインパクトが残った作品。桜鯛にグレープフルーツが乗っかっており、さらにソースはシャンパンロゼとグレープフルーツを合わせています。
酸味と少しの苦味も併せ持った味わいで、好みは分かれるでしょう。私も「苦手な味で食べられるかな」と最初は不安になりましたが、気がつくと完食して残ったソースを分析していました。不思議な体験です。
五品目:まさかのカツです。洋食屋に来たのかなと思わせる大きなコロッケのような風貌ですが、中は「仔牛のヒレ肉」、「天使エビ(ニューカレドニア産のエビ)」「チーズ」「マッシュルーム」と「全部入り」でした。
全てをごちゃごちゃに合わせて食べても、単品で食べても美味しいので、「自分の口で調理できる」という特徴をもつ面白い料理でした。
六品目:いちごとバジルの効いたデザート。先ほどのカツでお腹が膨れたので、こちらで休憩します。
七品目:人形焼にコーヒーを染み込ませたガトーオペラ。浅草らしく人形焼を土台にしていますが、人形焼の風味は感じないくらいコーヒーを吸収して別物になっています。大人の味わいで美味しくいただきました。
八品目:ミニャルディーズ。ほうじ茶のマカロンやカヌレ、コーヒー生キャラメルなど、最後まで美味しくいただき、ハーブティーを合わせて本日のフルコースは終了となります。
ナベノイズム(ディナー)の料金は?
一人あたり「30,000円」でした(ミネラルウォーター2本、葡萄ジュース2杯含む。)
料理のみの場合は「27,500円」になります。
浅草という土地柄なのか、これだけ高級食材を使い、実績のあるフレンチシェフの技量を堪能でき、お得に感じる価格帯だと思いました。
ナベノイズムの感想は?
私タクミの感想としては、料理はかなり「攻め」ていると感じました。
「受け身でも美味しい」と感じるわかりやすい料理とは対照的に、「どうしてこの組み合わせを選んだのだろう」と考えながら食べたり、一つの料理の中で味や食感がコロコロ変わるので、常に刺激的な体験ができます。
万人受けとは言いにくいので、王道のフレンチを希望の方は、シェフ出身のジョエルロブションがおすすめですが、フレンチを何店舗か食べあるいた方には「こんなアプローチがあるのか!」と驚きの連続で大変面白い体験ができると思います。
余談ですが、他のお客様は私タクミと同じくノンアルコールのドリンクを注文をしていたのが印象的です。
今回ご紹介したように、料理の中にかなりアルコールが含まれているので、お酒が全くNGな人は事前にレストランに連絡しておくと良いかもしれません。
まとめ。フレンチ2つ星の「ナベノイズム」を堪能しよう。
今回は東京の浅草駅近くにあるフレンチレストラン「ナベノイズム」さんをご紹介しました。
非常に攻めた料理のスタイルから、シェフの主義主張(イズム)が色濃く感じられます。
ハマる人にはとことんハマる料理の数々で、王道フレンチというよりは、「食のアミューズメントパーク」のような印象を持ちました。
他の方が口コミで書いているとおり、「フレンチ料理」というよりは、「渡辺雄一郎シェフの創作料理」を堪能するというイメージが良いと思います。
ジョエルロブションのメニューとは全くかけ離れていますので、ジョエルロブションのイメージを持っている人は非常に驚くと思います。
まさに「進化系」の料理が堪能できますので、「次世代の料理」を楽しみたいという方は、ぜひ足を運んでみてください。