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仕事を長く続けるためのコツはあるのか

 

タクミです。

 

2016年に社会人となり仕事を始めてからもうすぐ6年目が終わります。

 

6年は短いようで長い期間です。

 

小学校、中高、大学+大学院くらいの期間を1つの仕事をして過ごしてきました。

 

その中で、同期として入社したメンバーの1〜2割は退職しています。

 

1〜2割は少ない印象がありますが、例えば母数が300人になると30〜60人なので、クラス1〜2個分の人がいなくなるイメージです。

 

ほとんどは前向きな転職で、給与アップのために外資系に行くか、内資の高待遇な業種に移る人が多い印象です。

 

そんな中で会社員として7年目を迎える私が考える、仕事を続けるコツはあるのか考えてみました。

 

あくまで日系企業に入社した場合を想定しています。

 

 

 

仕事を続けるためのコツはあるのか

1:仕事がきついのは最初のうちがピークと知る

仕事の進め方がわからない。知り合いがいない。右も左もわからない。

 

仕事を始めた当初は誰しも同じ経験をします。上司に叱責されることも多いでしょうし、ある意味「雑用」を振られるので、「仕事ってこんなものなのか」と理想と現実のギャップが大きくなる時期です。

 

特に真面目に勉強して大手企業に入社し、晴れて目標を達成できたとしても、1万人以上いる企業の中の「一番下っ端」になります。

 

学歴もあるしすぐに専門的な仕事を任せてもらえる、と思ったものの、会議のメモや会議予約、印刷担当、飲み会幹事だったりします。

 

そのため、仕事のやりがいは「コスパの良く雰囲気のいい居酒屋を予約できた」とか「飲み会の課長、部長の根回しがうまくできていた」など、業務内容とは関係ないことくらいしか評価されません。

 

これが嫌になって1〜2年で転職する人は多かった印象です。今ではテレワークが主流で飲み会も非推奨なので羨ましいと感じます。

 

2〜3年目になれば後輩も入り、徐々に業務に取り掛かれるようになってきます。また同じ部署に2年もいると一通りの業務知識を理解しきることも多く、仕事をガンガンできるようになって楽しくなってきます。

 

「まずは3年」という言葉があります。会社員と言っても入社する会社、部署によって環境はバラバラで必ずしも3年働く必要はないですが、確かに2〜3年は同じ仕事をしないと仕事を回せるようにはならないので、楽しく感じるまでは続けられた方が良いと思います。

 

2:少しでも去年より仕事ができるようになり給与を増やす

1つは仕事ができるようになった実感をもつことです。去年よりも仕事を覚えられた。仕事をできる範囲が広がった。仕事のスピードが上がった。のように、仕事を続けるには「成長」を感じる必要があります。

 

2つ目は年収です。毎年、少額であってもじわりじわりと給与、賞与、手当が上がっていくありがたみは、最初は感じませんが5年以上在籍すると実感するようになります。

 

年功序列は批判されることも多いです。しかし外資系でもベースが高いだけで、年次が高い方が年収は高くなる傾向にあります。当然、専門知識がある人の方が、給与は高くなるので、同じ仕事を長く担当している人の方が有利になります。

 

上記の2つが実感できないと、仕事を続けるモチベーションが低下しやすい、と私は感じています。「年収だけ上がって仕事は適当でいいじゃん」と思うかもですが、仕事ができる実感がないと「給与泥棒になっているな」と自己肯定感が下がるのです。

 

そのため、異動や転職した当初はモチベーションは低下しやすいと思います。年齢も上で給与は上がるのに、その部署の新卒の人や若手の人よりも業務知識がなく活躍できないとなると、1の仕事で成長する、を実感できないからです。

 

年収は年功序列の企業であれば、上がっていくことが大半ですが、仕事についてはサボろうと思えばサボれてしまう。その結果、仕事についていけず、居心地が悪くなる、ということを避けるには年々新しい仕事を覚える必要がある、ということで仕事量は年々増えていきます。

 

仕事のできる範囲が増えて、給与が増えるだけでなく、労働時間も右肩上がりになるのは、当然といえば当然ですが、右肩下がりになるよりはモチベーションは維持できると思います。

 

3:魅力的なオファーがくる。

仕事が年々できるようになり、給与も上がっている状態になっても、同じ会社で同じ部署で働いていると、「マンネリ化」してきます。

 

人間は最低限の安定を求めつつ、矛盾するように成長と刺激を求める生き物なので、「マンネリ」を克服する術が必要になります。

 

というのは年功序列の企業であれば、出世が平均よりも遅れた、年収の伸びが止まった、ということがない限り、コツコツと仕事を続ける方が稼げる確率は上がるので、「マンネリ」を理由に仕事を変えるのは勿体無いからです。

 

このマンネリを克服するには「他者からのオファー」が重要な要素になります。要は転職サイトに登録して、スキルや実績を書き込んでおき、ある程度評価されれば魅力的なオファーがきます。

 

すると「自分は今の会社以外からも評価されている=今の会社のスキルは評価される=今の会社は魅力的」ということを再発見でき、逆説的ですが転職はせず、今の仕事をより頑張ろうという気持ちになります。

 

仕事の成長を感じる、というのは簡単なようで難しいです。業務評価が年々上がれば良いですが、年功序列の企業では「昇進は年次上の人から。若い人は順番待ち」という場合が多く、参考になりません。

 

しかし、他者からの転職オファーであれば、具体的な企業名から年収まで、自分がどのように評価されているのか、数値で把握できるようになります。年々、オファーのレベルが高くなるようなら「今の仕事の価値は高い=市場価値は高められる」という証明になります。

 

業種によっては転職が難しい場合もありますが、金融やIT、マーケティングなど、専門分野の需要が高い職種であれば、より高待遇な企業からのオファーを待つのも手です。

 

まとめ。仕事を続けるには成長している実感を持つ

結果として、「働きやすい会社」に入れば仕事を続けられる可能性は高まります。ただ「働きやすい」という定義は理解しておく必要があります。

 

専門的な分野の仕事を任せられたり、営業であってもお客様が大手企業であると、それだけで価値が高くなります。

 

専門性が高い仕事は、給与も上がりやすいのでモチベーション維持に役立ちます。そして仕事は年々できるようになり、給与も上がると仕事を続けやすくなります。

 

ただ、仕事が忙しすぎると体を壊したり、休暇を満足に楽しめず、仕事のモチベーションが下がります。

 

給与を上げるには、平日は朝から寝る直前まで働き、土日祝日も働けるだけ働くのが最短ですが、お金だけでは仕事のモチベーションは続きません。

 

体を壊すほど忙しすぎず、専門性は年々高まる仕事、と考えると、結局は大手企業への入社が可能性が高いということになります。

 

大手企業だとスキルがつかないということはなく、スキルの伸びが遅いだけですので、30代〜40代まで時間をかけて成長できるということになります。

 

もし大企業に入って成長スピードや給与の伸びが遅いことに疑問を持ったとしても、アフター5や週末に副業したり、資格勉強することで代替できるので、気にする必要はありません。

 

ただ、大企業はたいてい忙しいので、アフター8〜12になり、さらにその後勉強、副業するとなると、20代〜30代の体力があるうちしかできないかもしれません。

 

日系企業であれば年功序列で若いうちは仕事やお金に満足できないかもしれないです。しかし続けているうちに状況は改善されることがあります。

 

周りをみると早々と転職している人も多いかも知れませんが、マイペースにコツコツ仕事を続けていくことで、やりたいことができる可能性が高くなります。