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3ヶ月間定時退社の生活になってわかること

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タクミです。30代前半の会社員です。

 

最近、仕事の忙しさもなくなり、過去3ヶ月はほぼ定時退社できる働き方になり、月の残業時間は10時間未満です。

 

私はIT企業に新卒入社しており、月30時間〜月70時間の残業が7年以上続いていました。

 

そのため、ここ最近は時間に余裕を感じるようになり、仕事以外のことにも目が向くようになりました。

 

今回は、新卒時代からそれなりに残業のある生活をしていた私が、定時退社できるようになってわかったことをまとめます。

 

 

 

3ヶ月間定時退社の生活になってわかること

物理的な時間は増えてもすぐに慣れてしまう

人間はすぐに環境に慣れてしまうものです。

 

私は最初の1ヶ月は定時退社の生活が新鮮で、退社後にオフィス近くのカフェに行ったり、近場を散歩して帰る生活をしていました。

 

しかし2ヶ月目以降は、退社後は家に直行し、気がつくと寝る時間になっています。

 

生産性の面でいえば、月30時間〜月70時間働いていた今年の4月までのほうが、勉強にもブログにも時間を使えていました。

 

「時間があればもっと活動できるのに」と仕事が忙しい時は思いますが、時間ができるとのんびり過ごしてしまうので、思っているほど生産性は上がらないことがわかりました。

 

残業代がなくなる

今の私の働き方は、残業した分だけを申請しています。

 

2年前は裁量労働制という、残業代固定の制度を利用していましたので、残業が多くても少なくても安定した給与が貰えていました。

 

一方で、定時退社かつ裁量労働制でない場合は、手取りの収入が下がってしまうので、意外とダメージがあります。

 

税金は昨年度の年収から計算されるので、額面の数値から、手取り収入が6~7割強にまで減ってしまいます。(額面40万円なら26〜7万円。3割以上が税金)

 

生活残業という言葉があります。生活費のために無駄に残業をすることです。

 

この場合は、家や車のローンを残業代ありきで計算してしまい、残業代が減ったら支払いに苦しくなるリスクがあります。

 

幸いにも、私は賃貸でローンの奨学金は月1万円弱ですので、そこまでリスクは高くありません。

 

貯金は年間生活費の3年分以上あるので、すぐに影響はでないものの、手取り金額が毎月5〜10万円減ってしまうのはインパクトがあります。

 

残業代を目当てに生活費を計算してしまうと、いざ貯金がない時に大きな影響が出ることがあるので注意が必要です。

 

睡眠時間は増えた

定時退社の一番のメリットは睡眠時間が増えたことです。

 

幸いにも私はテレワークと出社の比率が半々程度なので、月に50時間程度の残業をしても、夜23時には寝て、朝6〜7時に起きる生活で、7〜8時間睡眠は確保できていました。

 

それが、夜21時30分にはベッドにいて、22時には寝ているので、睡眠にとって重要なゴールデンタイム(22時〜2時)の間に熟睡できて、睡眠時間も7時間以上確保できています。

 

このおかげで、もともと体は丈夫なのですが、より一層、健康になり、肌艶もよく活力も以前よりもあります。

 

睡眠は本当に大切です。10代〜20代はやりたいこと、やらないといけないことが多すぎて、睡眠を削ったり、深夜2〜3時に寝たりしていましたが、30代の今は、無理せずしっかりと睡眠をとった方がポジティブで健康的になれます。

 

定時退社のおかげで、今までよりも一層、睡眠の時間と質が上がり、これは恩恵を受けています。

 

まとめ。いざというときに貯金は重要

残業が当たり前の生活から、一気に定時退社の生活に切り替わると、メリットもありますが、金銭的にはデメリットになります。

 

本来は、残業代がない収入が本来の収入なのに、残業代ありきで生活費を計画してしまうので、カツカツの状態になってしまうわけです。

 

私は4年前までは貯金は100万円強であまりもっておらず、そのタイミングで今のように残業代がカットされると、苦しい状況になったのではと思います。

 

このように考えると、体力のある20代のうちは、残業をしても体は元気なので、残業のある会社でそこそこ稼ぎ、遊びつつも貯金を増やしていくのがいいのではと思います。

 

その一方で、忙しい会社にいる方は、20代のうちに勉強や趣味などの成果がでなくても気にしなくて良いです。

 

月に30時間の残業だとしても、年間で360時間になります。

 

仮に、1日に活動できる時間は8時間だとすると、定時退社できることで、1年ごとに45日間もの活動する時間ができます。

 

残念なことに、私は過去7年間、平均すると月40時間の残業をしていました。

 

これだと480時間×7年間で、3360時間。1日8時間活動で計算すると420日もの時間を残業にあててしまっていました。

 

残業代が1時間2500円だとすると、残業代で840万円分ものお金になりますから、20代のうちは時間を売ってお金を稼いでいたことになります。

 

ついつい残業ありきで生活費を計画してしまい、予算がカツカツになることも予想されましたが、貯金があれば焦らずに安定した生活を送ることができます。

 

残業時間は、入る業界、会社ごとに異なりますので、自分でコントロールできませんが、定時退社の環境にいる方は、非常にめぐまれた環境であるということです。

 

収入の少ないうちは、多少の残業をしてでもお金を稼いで体験や貯金に使うのが良いと思いますが、30代になったら時間の優先度を高めていくと良いのではと思いました。