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「天才たちの日課(ルーティン)」を読む。意外と普通かも。

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タクミです。

 

「天才たちの日課(ルーティン)」という本を読んでいます。

 

天才はどのような日課を送っていたのか、ということが書いてあり、非常に地味な内容ではありますが、「天才も日課は普通なんだな」ということを知れる本です。

 

まだ序盤20%しか読めていません。それくらいボリュームがある本で、ショパンやマルクス、フロイト、村上春樹など、世界中の有名人の日課が書いてあります。

 

偉人たちの意外なエピソードが面白いと思うこともありました。

 

ほとんどの偉人が朝起きてコーヒーを飲んで執筆を数時間やり、午後は散歩や家族、友人と過ごすという、ありきたりなルーティンをこなしています。

 

本書では、偉人たちの日課をまとめ、あたりまえの習慣を繰り返すことが偉業をなしとげるための方法、という主張があるのかもしれません。

 

私が本書から感じたことは、どんな偉人たちもルーティンに着目すると、それは想像できる範囲の普通のことになる、ということです。

 

普通よりもルーティンにこだわりのある偉人もいるかもしれませんが、よくよく考えてみると偉人ではない数十億人の人のルーティンのほうが多様性があり、面白いのではないか、と思いました。

 

今は一般の方でもルーティンを公開している人がいます。私もルーティン動画は好きで、よく見ては「いいな」と思ったアイテムを買ったり、習慣を取り入れたりしています。

 

ルーティンは誰にとっても真似しやすいもの。偉人たちのルーティンは真似するどころか、どこにでも転がっているありきたりなものだったりします。

 

結局のところ、偉人のルーティンを真似ることで偉大な成果を出しやすくするというよりも、ごくごく当たり前のルーティンをする人の中で、才能にあふれた人が稀にでてくる、ということなのだと思います。

 

本書は、ビジネス書のように「成功者になれるオススメのルーティン」が載っているわけではありません。

 

そうではなく、偉人たちも普通の人と同じものを食べて、想像できる範囲で余暇を楽しみ、時には悩みをかかえながら生きていた、ということを自然体で知れることに、本書の意味があると思います。

 

時代や国籍が異なっていても、朝起きてから寝るまでを繰り返し、やらなければいけない仕事をこなしつつ、コーヒーやパン、ワインを楽しんでいた、というのは、私たちと同じですよね。

 

普通の人も朝起きて身支度をして通勤し、やらないといけない仕事をこなして、帰宅後は趣味や寝る準備をする、というルーティンを送っています。

 

偉人たちはたまたま仕事が評価され、お金や地位は普通の人以上のものを持っていたと思います。それが普通の人には羨ましいと感じることもありますよね。

 

しかし、ルーティンに着目すると、基本的には普通の人とそこまで変わらない日常を過ごし、老後まであくせくと働いていた偉人も多いです。

 

天才たちの日課(ルーティン)を読むことで、時代も国籍も違う偉人な天才たちが、私たちとさほど変わらない、ごくごくありふれた生活をしていたことが分かります。

 

それでも、よくよくエピソードを読んでいくと、同じようで皆少しずつ異なるルーティンを持っています。これが本書の面白いところです。

 

仕事の息抜き程度に読む本ではありますが、少しでも興味がある方は、本書を読んでみてはいかがでしょうか。