タクミです。
「天才たちの日課(ルーティン)」という本を読み、記事にしました。
本書は海外の著名人を中心としたルーティンが161名分もかかれている非常にマニアックな本です。
その中で、「作家」の方が非常に多く、みな文章を集中して書くために工夫をしていたことが描かれています。
私はフルタイムの会社員をしながら、7年間、趣味でブログを更新しています。
プロの作家と趣味のブロガーという差はありますが「文章を書くコツ」はどちらも同じだと思い、こちらの本から「いますぐ使える文章を書くコツ」をまとめてみます。
ベストセラーの作家が文章を書くコツ
メモを常に持ち歩く
作家の方は、常にメモを持っており、アイディアが浮かんだ瞬間にメモに書き留めていたとのことです。
たとえば「散歩や友人との談笑中に浮かんだアイディアをメモする」というように、いつ、アイディアが浮かぶかはわからないので、メモを常に持ち歩いて記憶するという習慣があったのでしょう。
私たちも、案外、面白いアイディアが浮かぶことはありますよね。シャワーを浴びていたら、面白いフィクションのストーリーが浮かんできた人も多いでしょう。
ただ、著名な作家の方のように、せっかく浮かんだアイディアでも、メモに書かないと忘れてしまいます。
現代はスマホがあるので、テキストだけでなく、音声メモも可能になりました。
地味な作業ですが、コツコツとアイディアを書きためるために、メモ魔になるのがコツです。
毎日、ちょっとずつでも書く
著名な作家の方でも、ものすごい集中力で大量の文章を書けるときもあれば、お酒やタバコ、もしくは刺激物を使用しないと、何もアイディアが出てこないときもあるようです。
それでも、「毎日、ちょっとずつでも書く」というのが、多くの作家の傾向のようです。
「気分が乗ったときだけ、文章を書こう」としても、いつ、文章を書くためのモチベーションが高まるかはわかりませんし、一生こないかもしれません。
ノルマに追われる身である作家だからあたり前、とも思いますが、これは文章を書くこと以外に、たとえば「資格の勉強をする」「ジョギングをする」ということにも当てはまります。
「時間はどんなに短くてもいいから毎日やる」。これが本当に難しいんですよね。
気が向いた時だけ、5時間〜10時間どかっとやるよりも、10分でもいいから何かを習慣化して、何があっても継続することのほうが、文章を書くコツです。
やっぱり?午前中か深夜にやる
著名な作家の方が文章を書くタイミング。それは早朝か、午前中、もしくは深夜が多いようです。
睡眠の時間やタイミングは個人差があります。共通点としては「一人で集中できる環境にいる時間を持つ」ということです。
文章を書こうと思ったら、たくさんの友人に囲まれてカレンダーが埋まっているタイプの人は難しいでしょう。
私もブログを書くときは一人です。誰かがそばにいるときは、ブログを書くことを諦めるか、とても気を遣いながら文章を書いています。
著名な作家の方も、普通の人と同じく、家族と同居していた人が多いようです。そのため、配偶者や子供がいる時間帯は避け、一人になれる時間帯(そのため早朝か深夜になる)に文章を書いていたようです。
安定した本業をもつ。
これは意外でしたが、作家の方は、本業で銀行員、講師、法律関係の公務員、弁護士など、かっちりした職業についていることがほとんどのようです。
つまり「安定した収入は、作家以外で作る」ということです。
大ベストセラーを連発する人は専属で文章を書いているようですが、実際のところ、9時5時の仕事をこなしつつ、業務の合間時間にコツコツ文章を書いていたようです。
これは私たちにも当てはまりますよね。フルタイムの仕事をしながら、合間時間にコツコツ資格勉強や運動ができれば、いつかは結果が出ます。
作家というのはアイディアが浮かぶかが勝負です。
そのため、文章を書くことだけに集中するよりも、意外にも単調な本業の事務仕事をしているほうが、アイディアが出るという作家の方も多いようです。
また、文章を書く行為は、本業をやりながらでもできるということです。
日本でも、元教授の方が本業の研究、講師業をしながら、合間時間に小説を書いてベストセラーになった例などがあります。
お金や時間に無頓着で社会性もない破天荒な人がアイディアマン。というのは幻想で、ほどほど真面目に本業の仕事をコツコツできる人が、コツコツ文章を書けるのではと思います。
まとめ。習慣が大切
今回ご紹介した、著名な作家の方の文章を書くコツは以下のとおりです。
- アイディアをメモに書き留める→忘れないように
- 量を気にせず、毎日、文章を書く→習慣化できれば総量は増える
- 一人の時間を持つ→誰もが忙しく誰かと生活している。見つけるしかない
- 安定した本業をもつ→お金目当てで作家になるより、自由な発想が出やすい
書き出してみると、とてもシンプルなことですが、シンプルだからこそ、全てを取り入れるのは難しいわけです。
私も、正直な話、ブログを書こうと思ったときしか、ブログを書いていないので、毎日更新は夢のまた夢です。20代のこの時期が懐かしいです。
今回は文章を書くコツとしましたが、資格勉強も運動も全く同じく、コツコツやること以外に、一発逆転の方法はないということがわかりました。
人生は、短距離走ではなく、超長い距離のマラソンのようなものです。
何かをやってみたい、文章を書いてみたい、絵を描いてみたい、と思ったら、とにかく小さなことからコツコツ始めてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私はこの記事を1週間ぶりに更新しました。