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【20年卒就活生向け】就活で人生が変わる?好きなことと待遇はどっちが大切?【真剣に考えましょう】

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「就職活動ようやく終わった・・でもまだ面接できる企業もあるし、もっと頑張ればいい企業に行けるかもしれない。待遇はそこまで良くはないけど、希望の業種だし、好きなことができそうな企業に内定できたからうまくいきそう。」

 

タクミです。20年卒の学生の就活もほぼ終盤ですね

 

就活は人生が変わるターニングポイントです

 

「就職活動」では、「好きなことができる企業」と「待遇、福利厚生が良い企業」など、選択の軸がたくさんあるので、何を重要視するかで、その後の人生が変わってきます

 

人生という大きな面からいえば「どこで働こうが誤差の範囲」なのですけど、とはいえ実際に社会にでてようやく若手卒業となると、見えてくることがあります

 

「自分の好きなことができる企業」

 

「待遇や福利厚生がいい企業」

 

どちらが大切なのかは人それぞれですが、今回は、すでに会社に入社して3年目の私が思う「好きなこと」と「待遇」のどちらを大切にするのがオススメなのでしょうか

 

 

 

【20年卒就活生向け】就活で人生が変わる?好きなことと待遇はどっちが大切?【真剣に考えましょう】

「就活で好きなことを選ぶ」の危険性

「どうしても出版社に入りたい」

「どうしても広告に入りたい」

「どうしても化粧品系の会社に入りたい」

 

就活では「自分が好きなこと」で選ぶ人はたくさんいます

 

ただし、残念なことに筆者の周りでは「好きな仕事」をメインに就職活動していた人は、3年以内に転職している印象があります

 

なぜ、「好きなこと」という「自分が望んでいる環境」を選んだのに、3年以内に転職してしまったのでしょうか

 

「日系企業」で若手のうちに好きな仕事ができる人は少ない

好きなことで仕事を選ぶ危険性は、日系企業では、若手のうちに好きな仕事ができる人は少ないという理由があるからです

 

憧れの業種に入れたとしても、新卒〜数年の間は「雑用」がメインだったりします

 

それこそ「飲み会の幹事」から「会議の議事録」、「会議室の予約」などですね

 

特に高学歴の人ほど「こんな雑用をするために就活を頑張ったんじゃない」という出張をします

 

ただ、雇用主からみれば「東大卒」でも「ハーバード卒」でも、「雇用者」であり「若手の育成社員」なんですよね

 

ですので、「やりたいことがある」と強く考える人ほど、早とちりしてしまった人ほど、一年以内に転職する印象があります

 

そして、大抵は「できたてのベンチャー企業」に転職して、フェイスブックに会社を宣伝している印象です

 

ベンチャーであれば、若手であっても、早いうちからやりたいことができるメリットがあるようです

 

このように「好きなこと」ベースで仕事を選択するのは素敵ですけど、企業はあくまであなたを「一人の雇用者」として採用しますので、あなたがやりたいことをさせるわけではありません

 

超難関企業の総合商社でも、営業がしたいのに「コーポレート」と呼ばれる「社内部署」に配属されたり、海外駐在したいのに「国内営業」になると、一気にモチベーションが下がり、三年以内に転職する人もいます

 

「好きなこと」「やりたいこと」だけを優先して企業を選んでも、そんな簡単に実績もない若手がやりたいような仕事はできないということを頭に入れておきましょう

 

「待遇」で選ぶのが正しい。けれど「激務」「精神的ストレス」に要注意

就職活動では「待遇」で選ぶほうが「ハズレ」が少ないです

 

なぜなら「給与」は、入社した企業によって全く異なるからです

 

ただし、「給与」のほとんどが「残業代」の企業(ほとんどですが)には注意しましょう

 

学生のうちは想像しにくいですが、月に30時間の残業でもけっこう大変なものです

 

「月30時間なんて1日1時間の残業なんて余裕じゃん」というのは勘違いでして、月の営業日数は「22日」程度なので、「月30時間」は「1日1.3時間」です

 

「月40時」で「1日1.8時間」、「月60時間」で「1日2.7時間」、「月80時間」で「1日3.6時間」です

 

そして、残業時間には「通勤時間」が含まれておりません

 

片道「1時間」、往復「2時間」かかる場合には、「月30時間」の残業でも「1日3.3時間」も会社のために時間を消費します

 

ですので、「月30時間」の残業でも、9:00〜17:30が標準だとすれば、実際の勤務時間は8:00〜19:50くらいになります

 

「月60時間」の残業で、片道1時間の通勤なら、8:00〜21:20くらいでしょうか

 

いかに「残業」と「通勤時間」で、自分の時間が奪われてしまうかを考えてみましょう

 

「給与」が高い企業はオススメですが、「残業代がほとんど」の企業には気をつけましょう

 

特に学生に人気の「コンサル」は、想像以上に「離職率が高い(そもそも数年で転職が当たり前)」ですので、「残業が多い企業は離職率が高い」のは、体感的に間違い無いと思います

 

「高待遇」なはずなのに「精神的ストレス」が高い企業に注意

説明会などで、会社の方の雰囲気を見ればある程度わかると思いますが、高待遇な企業でも「精神的ストレスが高い」企業には注意が必要です

 

就職四季報で「待遇」は良いのに「離職率」が高い企業は、「精神的ストレスが高い」場合がほとんどです

 

まずは「ノルマ」が厳しい企業ですね

 

  • 不動産
  • 証券会社
  • 教育
  • リース
  • 保険

 

どれも年収1000万円が狙える一方で、「ノルマ」が達成できないと「精神的ストレス」がたまりやすいです

 

次に「商品が24時間稼働していないといけない」業種です

 

  • Webサービス
  • SIer
  • コールセンター
  • 金融系システム
  • テレビ業界

 

これらの商品は「webサイト」「クレジットカード」「テレビ」など、朝昼晩にかかわらずサービスを稼働させていなければいけない業界です

 

トラブルが発生した場合には、24時間かけ付けないといけないサービスもあります

 

部署にもよりますが、どうしてもストレスが溜まりやすい業種や、長時間労働にやりやすい企業は、待遇が良くてもストレスも残業も溜まりやすいので注意が必要です

 

 

【結論】どんな企業を選ぶべきなのか

これは私の持論ですが「休みが多い企業」は、継続年数が長いと思います

 

具体的には「年休消化率が80%以上」の企業ですね

 

仮に給与が低い場合でも、「副業」ができる場合がありますし、何より「休みが多い」のは、ストレスを溜めないために大切です

 

「自由に月に1〜3日、夏期休暇も5日以上、土日祝日」という企業は、年収が低めでも長期的に勤められるのでオススメです

 

就活生があまり狙わないような知名度のない企業の中にも、有給休暇が取れる企業はあります

 

「好きなこと」「待遇」だけで決めずに、「休みが多い企業」という選択肢を持つと、長い目で見れば長く勤め上げることができるかと思います

 

まとめ。就活で人生は変わる!最後まで諦めずに

最後に「就職が決まる速度」は、全く「離職率」に関係はない印象です

 

内定を早い段階でバンバンとって就活を辞める学生もいれば、面接が始まっているのに内定0の学生もいますよね

 

しかし、内定を最速でとり、就活を早い段階で辞めた優秀な学生でも、3年も経たずに転職している人は多数います

 

私の東大時代の友人でも、あっという間に1年以内に転職してしまった人もいます

 

なので「学歴」も関係ありません

 

就活は「運」もあります

 

「絶対に〇〇企業に内定する」というのは、ほぼ奇跡のような確率です

 

ですので、最後まで、自分に合いそうな企業を探して、悔いのない就活を送ってください

 

私の反省として、周囲の学生が2〜3個内定を取っている中で、「内定0」の時期が長く、いざ面接開始となった時期に、1社内定してすぐに就活を辞めてしまいました

 

超大手の人気企業で、2次面接に進んでいた企業も複数社ありましたが、精神的に疲れ果てていたので、全て辞退してしまいました

 

これはいまだに後悔してますし、最後の最後まで可能性を追わなかったことに後悔も残っています

 

就活に大切なのは「体力」と「根気」です

 

最後の最後まで、あなたに合う企業を探し続けてみてくださいね