タクミです。
新卒入社してから7年。現在も同じ会社で働いています。
20代の後半は転職ブームがあり、求人も多かったので「気分を変えるために転職するのもいいな」と考えていました。
しかし、結果としては転職はせず、同じ会社で働いていたところ、部署異動や出向により、転職をしなくても、仕事環境が変わるという経験をしました。
今回は「転職に興味があるけど、今の職場にそこまで不満はない」という方向けの記事になります。
転職しなくても仕事環境が変わることもある【焦らなくてOK】
今は「転職が当たり前」。だけど転職者が少ない会社もある。
令和の時代は、「転職が当たり前」になったと思います。
読者の方も、30歳前後になると、先輩や同期、後輩が転職するというのを経験することがあると思います。
インターネットを見ると、転職が当たり前のように思えてきてしまうこともあるでしょう。
しかし、離職率が少ない企業では、7年経っても9割以上の同期が残っていることは普通にあります。
転職する理由としては、「年収アップ」や「休みが取りやすい」、「裁量権がある」など、さまざまだと思いますが、新卒入社した会社にそこまで不満がない人も大勢いると思います。
特に大手企業であれば、年々、待遇も裁量権も良くなることもあるので、20代は不遇でも、30代〜40代から働きやすくなることもあります。
ただ、待遇に問題ないとしても、「仕事がマンネリしてきたなあ」と感じてしまうのが、転職を考える動機になる場合があります。
そんな場合でも、「人事異動」や「出向」により、同じ会社にいながら仕事内容が変更になることもあります。
転職のデメリットとは?
転職はメリットばかりが取り上げられますが、それは成功者の話が目立つからです。
私は転職経験がありませんが、周囲の転職経験者を見ると、転職をしたからといって、必ずしも良い結果になるとは限りません。
◆転職のデメリット例
- 転職の準備に土日を潰す必要がある。
- 転職して年収はアップしたが、残業が増えた。
- 自己都合退職となるので、退職金の支給額が少ない。
もちろん計画的に転職した人は、人間関係も改善されて、元の職場よりも長い年数働いています。
とはいえ、転職すれば100%成功するわけではないのですね。
転職の理由が「環境を変えたい」場合、転職しないのも手
どんなに高待遇で有名企業に勤めていても、数年経てばマンネリ化するのは誰でも同じです。
「毎年同じことの繰り返しで仕事に飽きてきた」という方は、転職だけを候補にせず、「異動願い」や「出向」などの可能性がないかを探してみるのも一つの手です。
私の会社では、自分の意思で他の部署に異動希望を出すことができます。
100%願望通りにはなりませんが、多くの人が環境を変える目的で部署異動をしているのです。
また出向により、期限付きで別会社で働く機会があるかもしれません。
異動や出向と、転職との違いは「待遇を大きく変えずに環境を変えられる」ということです。
もちろん希望部署になるとは限りませんが、今の会社に大きな不満があるのでないならば、転職ではなく、他部署への異動や出向を待つのもありだと思います。
まとめ。転職は最後の手段。今の環境でできることを探してみるのもあり。
「転職で年収アップを狙う」のは素晴らしいことです。
業種や会社の規模によって待遇は大きく異なりますから、同じ仕事内容でも業種を変えるだけで、年収アップになることももちろんあります。
しかし、待遇にそこまで不満がない人で、同じ環境で働くことにマンネリ化した人であれば、転職以外にも、異動や出向により、仕事環境が変わることもありえます。
転職は準備も大変ですし、情報収集しておくことは大切だと思います。私も転職サイトからのオファーは毎日確認するようにしています。
しかし、転職を選択するのは、今の会社や部署では限界を迎えた場合に限るのが良いのではと個人的には思います。
業種にもよりますが、30代中盤〜40代になっても転職しやすい職種もあります。その場合、20代の転職が必ずしも適切なタイミングではなくなります。
今の会社や部署が辛くて転職したいと思っても、時間が解決してくれることもあるので、焦らず、転職以外の方法を探してみるのはいかがでしょうか。