タクミです。
新卒時代からIT企業に勤めています。
IT企業で働くといっても、Webサービスを開発する人もいれば、インフラというシステム基盤の構築をする人、テスターというシステムテストをする人など、様々です。
さてIT企業は他の業種と異なる点がたくさんあり、その中で「IT企業は転職が一般的である」という特徴があります。
私も社会人6年目になりますが、今まで周囲の人で転職をした人はたくさんおり、また転職を考えている人もたくさんいます。
そこで今回はIT企業から転職する場合に、どのような業種に行く人が多いのかをご紹介します。
結論としてはIT企業からはどの分野にも行けるのですが、「外資系IT」「コンサル」が特に多いのが特徴です。
その理由についてまとめてみました。
IT企業からの転職は選び放題?どの分野に行く人が多いのか。
「外資系IT」への転職が圧倒的に多い
外資系IT企業に転職する人は、日系のIT企業に勤める人に多いです。
理由は「年収」です。外資系IT企業のオファーは、現職の1,5倍〜2倍になったという話を聞きました。
日系のIT企業であれば、20代後半で500〜700万円、30代で700〜900万円の年収をもらえているので、外資系IT企業に行くと、一気に1,000万円台を突破する可能性が出てきます。
日系のIT企業では年収1,000万円を超えるのは40歳前後と時間がかかりますが、外資系IT企業にいけば30台前半で十分に到達するわけです。
また外資系IT企業の一部は採用枠を増やしていることから、転職の難易度は比較的低めであることも、転職者が多い理由でしょう。
もちろんGAFAのような企業に転職する人は一握りですが、IT企業では資格やスキルがあれば可能性は0ではないので、転職して高額な年収をもらえる可能性があります。
デメリットとしてはリストラや激務になるリスクがありますが、日系のIT企業でもそこそこ忙しいことが多いので、激務慣れしている人が多いのも転職者が多い理由だと思います。
コンサル転職は優秀層
外資系、日系問わず、IT企業からコンサル業界に転職する人は、非常に優秀層だと思います。
元々の学歴や知能が高く、体力がある人で、IT業界から離れたい人がコンサルに転職します。
IT企業の仕事はシステム開発がメインになりますが、コンサルであれば多種多様の分野で仕事をすることができます。
もちろん得意分野はITになるので「ITコンサル」になる人が多いと思いますが、システム開発よりも上位の経営等の視点から仕事ができるのが特徴です。
そしてコンサル業界も激務で有名ですが、IT企業も負けず劣らず激務なので、バリバリ働いて、次のキャリア形成をしたい人に向いています。
転職先は外資系の企業が多く、マッキンゼーのような超一流はいないものの、B 、D、P等、一流企業のコンサルに転職する人は多くいます。
年収も1,000万円を確実に超えてくる上に、社歴にも箔がつき、採用枠も増えているので、転職者が多くなっているようです。
日系の事業会社に転職する人は少数
ごく僅かに日系IT企業から、日系の事業会社に転職する人がいます。
例えば第二新卒枠が使える入社3年目までの社員であれば、どの業界にでも転職ができます。
そのため、航空会社、出版社、自動車など、各業種の大手企業に転職する人がいました。
ただし、特徴としては20代であるということです。IT企業が第一志望ではなかったので、第二新卒枠で本当に行きたい企業に再挑戦するイメージでしょうか。
それ以外の理由で日系の事業会社に転職する人は稀です。
なぜなら年収がほぼ変わらず、IT企業のようにテレワークや服装自由、フレックス勤務ができない企業が多いと考えるからだと思います。
年収がほぼ変わらないのに、貴重な週末の時間を使って転職活動をする人は少ないでしょう。
もちろん事業会社の中でも、総合商社や不動産、金融など、年収が上がる可能性がある企業であれば、転職する人はいます。
しかし、日系の事業会社の転職難易度は非常に高いことから、転職できる人はごく少数になっている印象です。
ベンチャー企業に転職する人の特徴
外資系転職であれば年収を増やしたい。日系の事業会社であれば第一希望の会社に入りたい。という理由があると思います。
それではIT企業からベンチャー企業に転職する人はどうかと言えば、少なくとも「お金」や「働き方」を理由に転職しているわけではなさそうです。
- その会社でしかできない仕事がしたい(技術を学ぶ)
- 風通しの良い社風(若い人が多い。スピード感がある。雑談できる雰囲気など)
- 自分のやりたい仕事が近い(ウェブライター系)
- 知り合いが働いている
特にライター系の仕事に転職する人が多い印象です。
私もIT企業に勤めながらブログを更新していますが、WEBライターの仕事は楽しそうだなと思ったことはあります。
決して年収や働き方、企業の安定性が良くなるわけではないのですが、お金や肩書きだけを働く動機にしていない方が転職している印象でした。
私が転職したい業種は?
私は「お金」と「経歴」を大切にしたいと考えるタイプです。
そのため、転職ができるなら外資系よりも日系の事業会社で、なおかつ年収が高くなる企業に転職したいと考えています。
ただ、今の企業は非常に働きやすく、待遇にも困っていないため、決定打に欠ける印象です。
また、異動したばかりということもあり、転職をしない状態で、全く新しい環境で仕事ができているという状況に嬉しさを感じてもいます。
IT企業では転職はつきもの、とはいえ、目の前の仕事で成果を出すことも重要なので、きっちりと仕事に取り組んでいきたいと考えています。
まとめ。IT企業からの転職は選び放題
IT企業に入社すると、転職のオファーが各所からもらうことができます。
またIT企業で転職はあたり前の文化があるので、転職に抵抗がないという特徴もあり、転職する人が多い印象です。
さらに言えば、私の企業も含めてIT企業では「出戻り制度」があるところもあり、一度転職してから、元の企業に戻ってくるということもできます。
一度、採用した社員を最後まで面倒を見るという文化があるようですし、他社のノウハウを活かしてもう一度活躍してほしいという意図もあるようです。
IT企業では、マネジメントやプログラミングなど、資格も豊富にあり、スキルが身に付きやすい分野です。
仮に満足のいく企業に入れなかったとしても、コツコツと努力を続けることで、転職の幅を広げることができます。
IT企業は忙しいなどデメリットもありますが、食いっぱぐれはしない業種です。
IT企業に興味がある人の参考になれば嬉しいです。