人生を運だと思う人:人生は「運」がいいかどうかで決まるよな。自分の努力に比べると「運がいい」人の方が圧倒的に成功しやすい。人生がうまくいくかどうかは「運が左右している」よなあ
タクミです。人生は「10割は運」だと思っています
20代最後の年齢になり、振り返ると「成功」も「失敗」も「運」としか思えないことしか起こりませんでした
さて、運と関係が深いのが「統計」です
『世界を支配する運と偶然の謎』という本面白いです
— タクミ@シンプル都心ライフ (@steveperry1373) 2019年11月1日
【見せかけの相関】
パイロットの訓練生に対して、実験の結果を元に「褒める」ことを指導したが、別の教官は「叱ったほうが成果がでる」と経験則を語った。
成功か失敗かは「50%」の確率なので、叱ったときにたまたま「失敗した」のを誤解した pic.twitter.com/a93wHtiusc
これは「後輩は叱った方が成長する」と誤った思い込みをした司令官の話でありますが、「ジンクス」や「星座占い」など、世の中には「誤った思考」がかず多くあります
今回は「人生は10割運だから、人知を尽くして天命を待つ」という思考になった私が、なぜこのように考えるようになったのか理由をまとめてみました
「見せかけの相関」を知ると人生は「運」だと強く思うようになった話【偶然に流される】
「見せかけの相関」とは「偶然」の事象に誤った理由づけをしてしまうこと
「見せかけの相関」とは「正しくはないのに、誤った理論を正しいと思ってしまうこと」のことです
たとえば「部下を叱った方が伸びるのか、褒めた方が伸びるのか」という議論がありますよね
実際は上司が厳しかろうが、易しかろうが、「部下が成功する確率は50%」です
それなのに上司の方が「たまたま部下を叱った」時に「部下が成功」した場合、上司は「部下には厳しくした方がいいのか」と思い込みます
これを「見せかけの相関」といいます
実際には成功確率は50%ですので、「上司が褒めようが叱ろうが、何もしなかろうが、部下の成功率は変わらない」わけです
部下を叱っても褒めても成功確率は変わらないなら「部下を褒める」方がいいですよね。世の中には「見せかけの相関」があふれています
恋愛に成功した理由はわからない
「見せかけの相関」に当てはめると、多くの出来事が「運」で決まっていることがわかります
例えば好きな人と付き合えるかどうかも「成功」か「失敗」か「50%」の確率なわけですから、数を増やせば成功する確率は上がります
それなのに、たまたまうまくいった経験を美化しがちになります
- 「夜のデートの方がうまくいった」
- 「ランチデートの方が打ち解けられた」
- 「この勝負服を着たからうまくいったんだ」
このように、たまたまうまくいった条件が正しいと思い込みやすくなります
しかしほとんどの場合は「好きな人と付き合えるかは運」なわけです
相手がどのような気持ちでデートをしてくれるのかはわかりません。変に「こうすればうまく行く」という風に思いこまない方が良さそうです
人生は「運」。良い流れに任せた方がうまくいきやすい
うまくいくかどうかは「運」ですので、自分で決めることはできません
それなら「良い流れに身を任せた方が良い」と私は考えています
ただ、私が意識していたのは「良い」コミュニティに所属して身を任せることです
- 努力することがあたり前の人がたくさんいるコミュニティにいる
- 経済的に余裕がある人がたくさんいるコミュニティにいる
- 人の失敗や著名人のゴシップに興味がない人のコミュニティにいる
このように「自分が所属するコミュニティ」を意識しています
努力するのが苦手な人のコミュニティにいると「適当にやって今を楽しんだ方がいいよ」という流れに飲まれて、何年経とうが成長することはありません
自分の成長よりも他人や成功者が失敗することで、相対的に自分の価値が向上したと思いこむコミュニティにいると、同じように「自分を高めよう」という気持ちになりません
自分が考えることは「大したことがない」のは事実です
ですので「自分よりも優秀の人たちのコミュニティにギリギリ入れてもらって足掻く(もがく)」のが良いのではと考えています
優秀な人のコミュニティに所属すると辛いことが多いです。努力できない人は排他的に扱われれるからです。しかし常に「成長しなければ」という危機感を味わうことができます
まとめ。うまくいった過去を捨てて「見せかけの相関」を意識して「良いコミュニティ」に所属しよう
過去にうまくいったのは「偶然」であることが多いです
私がうまくいったときは「私の努力」が理由ではなく、全て「偶然」でした
- 大学をサボって実家に帰宅途中に、たまたま中学時代に通っていた塾の先生に会ってバイトに勧誘された
- 塾で数年働いていたら、たまたま「東大の大学院」に進学した先輩講師が入ってきて、ノウハウを教えてもらった
- 東大院に入って就活で大手企業のインターンにいったら、たまたま隣の席に座った女性が初彼女になった
- 就職活動でたまたま人事に気に入ってもらえたことで内定をもらえた
- たまたま大学院受験で必要だったので勉強したTOEICの点数で海外顧客とのビジネスのチャンスをもらえた
このように、私が努力して掴んだ成功は一つもありません
自分のポテンシャルは低くとも、周囲の良い環境に流れに身を任せたら良い情報やチャンスが自分の元に入ってきた感じです
ただし、これらは「50%」の確率がたまたま続いただけです
自分では努力しているつもりでも、何をしてもうまくいかない時期もあります
しかしそれは「たまたま50%の失敗が続いている」だけだったりします
もし、努力しているはずなのにうまくいかないことが続いている人は「50%の失敗がたまたま続いているだけ」と思いましょう
たまたま失敗しただけなのに「努力の仕方が間違っていた」とすぐに行動を止めてしまうのはもったいないと思います