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高いものを買うと物欲が減る理由

タクミです。

 

ファッションでも、食事でも、通常の値段のものからかけ離れた高いものがありますよね。

 

高級レストランや、ハイブランドの服、都内のタワーマンションなど、世の中にはいくらでも高額なものが存在します。

 

ほとんどのものは、普通に人生を楽しく過ごす上では不要です。しかし、無駄なものであっても一度は経験してみたい、という欲が私にはあります。自分で経験したことしか、自分で納得できない性格だからです。

 

今回は、今まで私が自分で支払いができる範囲で、高いものを買って見た結果、「物欲が減ってきた」ので、その理由についてまとめてみます。

 

 

 

高いものを買うと物欲が減る理由

高いものを買うと、中間層のアイテムに興味がなくなる

高いものを購入すると、中間層のアイテムに興味がなくなります。

 

例えば服。シャツを買う場合、ユニクロ、無印なら3〜4000円。良質で十分安いですよね。低価格帯の商品とします。

 

少し差別化したいならビームスやユナイテッドアローズ、その他のブランドなど。1〜2万円のシャツが売っています。これが中価格帯と定義します。

 

ビームスハウス、Fなど、イタリア、イギリス、フランス製のインポート商品。3万円超えが当たり前になり、中には5万円のシャツがあります。これが高価格帯の商品とします。

 

さらに料金が上になるのがハイブランドの服。バレンシアガ、プラダ、グッチなど、1着10万円の服もあります。デザイナーの費用や広告費用が上乗せされ、上限はなくなります。

 

芸能人や若手の経営者が購入するイメージです。会社員の方でも買おうと思えば買えますが、一般的にはターゲット層ではないので今回は対象から除外します。

 

私の場合、学生時代は中価格帯の服を買いたくて仕方なかったのですが、お金がなくて買えなかったので、地方のアウトレットに行って5000円程度の服を買っていました。

 

それが社会人になり、高価格帯の3万円以上の服を購入すると、あんなに欲しかった中価格帯の1〜2万円の服を買おうという気持ちがなくなります。

 

一方でユニクロや無印は値段に対する品質が良かったり、特にこだわりのないアイテムを買うので、今でも利用します。このように低価格帯の商品を買うか、高価格帯の商品を買うか、の2択になるので、中価格帯のアイテムには興味がなくなってしまうのです。

 

他にはジョンロブという革靴のブランドのスニーカーを愛用しています。1足14万円しますので、1足の価格でアディダスやナイキの1〜2万円のスニーカーを7〜10足買えてしまいます。

 

そう考えると5000円〜1万円の低価格帯のスニーカーを買おうという気持ちが薄くなりますし、昔愛用していたアディダスのスタンスミス(1,5万円)も今では購入したいという気持ちがなくなっています。

 

そのため、ショッピングモールに行って欲しいと思うものに出会う確率が減っていきます。

 

このように、高いものを買うと物欲は減っていきます。一度高いものを持つとそれよりも価格の安いものを買おうというモチベーションがなくなるからです。

 

ものが欲しいと思う時、何を求めているのか考える。

上記のように、私の場合は一旦高いものを購入するとそれよりも安い商品を購入しようという気持ちがなくなってきました。

 

この理由を分析してみた結果、私の場合、ものを欲しがる時というのは「そのアイテムを所持すると何か人生が変化するだろうか」という基準でものを買っているからということがわかりました。

 

基本的に価格が高いものの方が、評価や品質が高いものです。そのため、10万円以上の靴を買って得られた経験以上の体験をするには、10万円以下のものを買う必要はない、と考えてしまい、ものを買う必要がなくなったということです。

 

10万円の靴だからといって、何か特別なことはありません。2年程度しか利用していませんが、カラーは白なのですぐに黒い汚れが着きますし、ソールはズレてきておりメンテナンスが必要な状態です。

 

合理的に考えれば10万円の靴を1つ履き潰すよりも、3万円台の高品質な靴を3足買う方が、気分も変えられますし靴も長持ちします。それでも10万円を超える靴を買ったらどうなるのか体験したい気持ちがあるなら、10万円超えの靴を買ってみるしかありません。

 

話は変わりますが、東大に入ってみたいと思ったら、一般の大学受験で合格するという方法以外にも、大学院から入学する方法や、編入で大学3年生から入る方法、研究生として入学する方法など、実はいくらでも入り方があります。

 

余談ですが、私の会社では東大卒が多いですが、一般受験の東大生が最も多いのはありますが、私と同じように大学院で東大に入学した人や、編集試験で大学や高専から東大に編入した人も多く存在します。これは会社に入らないとわからなかったことです。

 

話を戻して、何かものが欲しいと思った時、どのような感情を求めて購入するのか、じっくりと考えてみると、必要なものだけを見つけられるようになると思います。

 

とはいえ、そのためには色々なものにお金を使って成功と失敗を積まないといけないので、結局はある程度の支出は覚悟する必要はあるようです。

 

まとめ。1つでも良いから思い切って高いものを購入してみよう。

今回ご紹介した通り、1度でも高いものを購入すると、手頃なアイテムに興味がなくなり、結果として支出を抑えることができるようになります。

 

もちろん、お金には制限がありますし、貯金もしていく必要がありますから、実際に使えるお金には限りがあります。

 

そのため、まずは興味があるアイテムの中で、今現在欲しいと思っているものと、その分野で最高級のものを比較してみてください。

 

アイテムによっては数百万円以上かかる手が届きにくいものもありますが、服や食事であれば、大抵の場合、10万円も出せば高級な服や靴、銀座や表参道の和食、フレンチにいく体験が手に入ります。

 

私も最初に3万円超えのシャツを購入した時は、冷や汗ものでした。しかし一旦購入してしまえば「こんなものか」という体験が手に入ります。

 

逆に欲しいものがなかなか手に入らない状態が続くと、欲しいものを考える時間が増えてしまい、これが物欲が強くなる理由ではないかと私は考えています。

 

最近では、むしろ物欲があった時の方が、お金を稼ごうという気持ちが強かったので、程々の物欲は維持する方が良いと思います。

 

ぜひ、「少し高いかな」と我慢しているものがあれば、思い切って購入してみるのも良いのではないかと思います。