タクミです。
マンションを「賃貸」「中古」で検索するのが趣味です。
私は社会人7年間、東京の都心部に住んでいます。
生まれも東京ですが、自転車圏内が埼玉県というのどかな場所でしたので、都心に憧れがあったのです。
過去にも何度か記事にしていますが、東京を前提とした場合に住みやすい場所はどこなのか、私なりに考えてみました。
東京で住みやすい場所はどこなのか。都内在住7年目の男が考えてみた。
オフィス街は実は住みやすい
オフィス街は商業地域なので、人が多くて住みにくい印象があります。
しかし、私の考えとしては「オフィス街は住みやすい」と思います。
なぜならオフィス街は「商業施設が充実しているから」です。
- コンビニ
- 郵便局
- ヤマトなど配送業者
- カフェ、飲食店
- 百貨店などブランド品売り場
これらが徒歩圏内、もしくは自転車圏内にあるのがオフィス街です。
対象となる場所は以下のようなところです。
- 東京
- 日本橋
- 大手町
- 品川
- 新宿
23区でいえば、千代田区、中央区、品川区、新宿区などです。
特に休日も郵便局がやっているところは評価が高くなります。
「仕事場も住む場所も近い」方が、住環境としては良いと思います。
都心のデメリットを考えてみる
利便性を重要視する人にとっては、都心は最高の選択肢になります。
一方で「都心が苦手」という方もいると思います。
私が感じる都心に住むことのデメリットをあげてみます。
- 家賃が高い
- 自然が少ない
- 交通量が多い
- 工事の音が年中ある
- 救急車の音が夜も響く
- 平日は道が混雑する
- 休日はお店が休みの場合がある
- 飲み屋街、夜の店が近く落ち着かない
この中で一番のデメリットは「家賃が高い」ということです。
私も新卒時代から、東京の家賃の高さに苦しんでいます。
ここさえクリアできれば、あとは「閑静ではない」というデメリットをどう捉えるかだと思います。
「ブランド価値が高い土地」は割高
住む場所は、周辺環境の住み心地だけではなく、「ブランド価値が高いか」という点も重要です。
独身の方であれば、「テンションが上がる街」「異性からモテる街」に住みたいでしょうし、マンションを購入する場合には、「街の人気」が「売却価格の維持、上昇」につながります。
街並みも「ハイソ」な場所であれば、散歩するだけでもテンションを上げることができます。
東京の代表的な街は以下の通りです。
- 恵比寿
- 麻布十番
- 六本木
- 青山
- 代官山
他にも、「学区が良い」街はお子様をお持ちの方には大変人気です。
- 本郷
- 小石川
- 白山
- 番町
- 麹町
最後に「昔から長く住まれている街」は歴史があり、それだけ住みやすいということになります。
- 神田
- 日本橋
- 神楽坂
どの町もブランドがつくと家賃も購入するにも割高になります。
家賃の問題がクリアできたらどこに住む?
住みたい場所があっても家賃が高くて住めない、という問題は残ります。
そこで、もし家賃関係なく、「どこでも好きな場所に住めるとしたら」どこに住むのが良いのか、私の独断で考えてみます。
なお参考までに、東京のハイソな人々をターゲットにしている「東京カレンダー」が作成した「東京男子図鑑」「東京女子図鑑」では、以下の街が紹介されていました。
- 渋谷
- 麻布十番
- 勝どき
- 赤坂
- 清澄白河
- 三軒茶屋
- 恵比寿
- 銀座
- 豊洲
どの町も個性があり魅力的です。最初は都心近郊のアパートに住み、金銭的に余裕が出てきたら、港区、渋谷区か、湾岸のタワーマンションが人気のようです。
ここで考えるべきは「ハイソ・おしゃれさ」を求めるか、「利便性のみを追求するか」ということです。
「ハイソさ」であれば、「代官山」「麻布十番」「青山」「銀座」あたりが候補になります。
「利便性」であれば、「東京」に勝る駅はありませんから、その近辺の駅である「日本橋」「銀座」「築地」あたりが候補になります。
ということで、両方の要素を兼ね備えているのは「銀座」になります。
利用できる駅も非常に多いですし、東京駅までアクセスすれば新幹線も空港へも電車、バスで移動できます。
しかし銀座にはマンションが少ないです。日本一に近い地価に、日本トップレベルの商業施設がぎゅうぎゅうに並んでいるので、マンションとして使える面積が少ないためです。
そのため、「家賃の制限なし」なのであれば、超高級マンションがならぶ「代官山」「麻布十番」「青山」が候補になるでしょう。
現実的に会社員が住む場所としては?
家賃の制限なしで考えれば、高級マンションがたくさんある場所を選べばOKですが、現実的には、家賃を支払わないとその場所に住めません。
私は高級住宅街の神楽坂や南麻布に一人暮らしをしていました。
正直な話、一人であれば東京であってもどこでも住むことができます。
番町でも、南青山でも、代官山でも、20〜25平米のコンパクトな部屋で築年数を25年以内まで許容できれば、家賃は12〜18万円ほどです。
目安の年収であれば、500万円〜700万円あれば審査も通ります。20代後半〜30代前半であれば、それなりの会社で働けばこの金額を稼ぐのはそこまで難しくはありません。
ですので、一人暮らしの方であれば、「住んでみたい場所」を選んで、思い切って住んでしまうことをおすすめします。
一方で、家族がいる場合には、さすがに20平米〜25平米の部屋に住む、ということは非現実的になってきます。
住めたとしても、居住空間の不便さを感じて関係性を維持するのが難しくなります。
二人暮らしであれば、狭い部屋でもなんとか耐えることができますが、長年生活することを考えると、最低でも30平米以上、理想としては40平米以上の空間が必要です。
そのため、1LDK40平米という、都心で供給が多い条件で検索してみると、家賃16万円〜20万円であれば、「人形町」「神楽坂」などが候補に入ります。
「広尾」や「青山」も候補の物件はありますが、大通り沿いであったり、間取りが不便な条件が多いので、「探せばある」というくらいです。
「番町」になると、この条件でも家賃20万円前後になってしまうので、パワーカップルで世帯年収が1400万円以上ある方でないと、住むのは難しくなります。
また、二人暮らしであれば、学区は気にする必要はないので、条件にあったとしても、文京区の本郷、小石川、白山に引っ越す必要性は少なくなります。
文京区は娯楽施設が少ないので、若い人には刺激が足りないためです。
- オフィス街で利便性が高い
- ブランド価値が高い
- 普通の会社員でも住める可能性がある
この3つの条件を満たす場所としては、「日本橋」が一番有力ではないかと思います。
日本橋は範囲が広いのですが、駅で言えば「人形町」「小伝馬町」「東日本橋」「浜町」「水天宮」あたりになります。
オフィスが東京、大手町、日本橋にある方であればアクセスは便利ですし、三越や高島屋などの百貨店には、お土産から生活用品、ハイブランドまで揃います。
東京駅にも徒歩でもアクセスできるので、旅行好きの方、出張が多い方にも便利です。
また学生むけの商業施設が少ないので、落ち着いた雰囲気で過ごすこともできます。
デメリットとしては「自然が少ないこと」ですが、これは週末に自転車に乗って「皇居」や「日比谷公園」などにアクセスすればOKです。
日本橋は再開発によりマンションも多数出ているので、普通の会社員でも住みやすいという点でも非常におすすめだと、私は思います。
まとめ。東京で住みやすい場所に住んでみよう。
住む場所は、その人の生まれた場所も影響します。
自然豊かな場所に生まれた方は、東京といっても西東京や世田谷などの閑静な住宅街が好きだと思います。
一方で、合理的なタイプの方で仕事もプライベートも楽しみたいという方は、都心に住んでしまうのが一番手っ取り早い方法になります。
テレビやネットで特集された流行りの店も、家の徒歩圏内なんてことも当たり前になります。
都心は家賃が高い、といっても、しっかりと探していけば普通の会社員でも住める価格帯のところもあります。
「都心部で高級ブランドのマンションに住む」のは不可能に近いですが、都心部のコンパクトだけど無駄がすくないマンションであれば、住むことは十分に可能です。
ということで、今回は私の独断と偏見で「日本橋」をおすすめしましたが、東京は非常に個性のある街がたくさんあります。
気に入る土地を見つけるまでは、私のように何度か引っ越しをしてみるのも良いかと思います。
ぜひ、東京のいろいろな街を散策して、お気に入りの場所を見つけてみてくださいね!