タクミです。
革靴の修理(オールソール)をしていたものを受け取ってきました。
過去記事はこちら。
購入時の記事はこちら。ここから早くも6年が経過しました。
メーカーはステファノブランキーにというイタリア製のもの。2017年購入時は52,000円でした。
修理費用は23,800円。他のメーカーなら新品の革靴も買えてしまう価格です。
それでも修理に出してよかったと思いました。
革靴の修理でオールソールをやった感想
靴底が新品になって復活
靴底は完全に復活。ボロボロにすり減って破けていた状態から新品の状態に復活しました。
また、元々はレザーソールでしたが、レザー+ビブラムソールを入れて歩きやすくしてみました。
レザーソールは、正直にいうと都心で使うには難しかったです。
新品の頃は、レザーソールの革靴だとアスファルトがツルツル滑るので、何度も転倒しかけた記憶があります。
また、レザーソールは、歩くとかつかつ音がするのですが、私は足音を立てたいわけではないので、これも気になっていました。
そのため、普段は同じタイミングで購入した大塚製靴のラバーソールの革靴ばかり履いていました。
それがステファノブランキーニでもガツガツ使えるようになったのが嬉しいです。
オールソールは完全に新品になるわけではない
オールソールは完全に新品になるわけではありません。
写真でもわかるとおり、足を履く部分のヨレはそのままです。
あくまでも地面に面しているソール部分の張り替えになるので、完全に新品の靴にしたい人は、新しい革靴を買いましょう。
新品ではなく修理した理由
「革靴を長く履く」ということに憧れがあったからです。
革靴は高額です。合皮なら1万円以下のものもありますが、本革、かつイタリアやイギリス製にすると1足で5〜10万円かかります。
最高峰のジョンロブで1足20万円以上。革靴の価格は、都内のホテルの価格帯と似ています。
高級ホテルの入り口の4つ星ホテルが1泊5万円。10万円で5つ星ホテル。リッツカールトンなど最高峰のホテルで20万円。(それ以上の価格帯は趣味の領域です)
参考:1泊50万円以上のホテルは、たぶん生涯で1度しか泊まれません。
話を戻して、1足5万円以上の革靴は、せめて1度はオールソールして、長持ちさせたいと思いました。
というのも、革靴は足に馴染むのに1年程度かかるんです。
ステファノブランキーニを購入した頃、勤務先近くの霞ヶ関を歩いていたら、足の痛さに動けなくなってしまいました。
革が硬すぎて足の指が折れてしまうんではないか、というくらい負担がかかっていたのですね。
先日、久々にイタリアのレストラン用に履いてみたら、指が擦れて血が出ていました。
そんな靴ですが、愛着が湧いています。ミシュランやホテルもこの靴を愛用してきました。
ということで、愛用している革靴だから、せめて1回はオールソールしてみようと思ったのです。
まとめ。革靴のメンテナンスは定期的に
革靴にお金をかけるべきか。これは人それぞれです。
1足5万円の革靴は、1足5000円の革靴の10倍長持ちする。だから高いものをドンと買ったほうが得だ。というのは幻想です。
1足5万円の革靴でも2〜3年ハードに履いていれば、革が破れ、かかとが歪み、ソールが傷だらけになります。
ただ、革靴の価格が上がると、革の質が上がります。
私は大塚製靴の38,000円の革靴と、ステファノブランキーニの52,000円の革靴を並行して履いていましたが、歩きシワがついたのは大塚製靴が先でした。
プラダの財布と、ルイヴィトンのキーケースの革の違いにも似ていると思いました。プラダはナイロンという点もありますが、ルイヴィトンの革はスベスベ、かつシワや傷がつきにくいので、ハイブランドでこんなに違うのかと驚きました。
私の例では、1足4万円では差がつかなかったものの、1足5万円の革靴からは、明らかに革が頑丈になったと思います(その分、馴染むまでは地獄です)
スーツでは差がつきにくいからこそ、革靴にドカンとお金を使って、3〜5年ごとにオールソールして大切に使っていくのが、(お金に余裕があるなら)良い選択だと思います。
安い革靴も高い革靴も、メンテナンス次第で長持ちもしますし、すぐにダメになります。
私はメンテナンスをサボっていたので、ボロボロになってからの修理になってしまいましたが、ぜひ革靴は定期的にメンテナンスしましょう。