読書。高校生くらいまで小説すらまったく読まない人間でした。
読書する習慣がまったくないと、本を読むメリットもわかりません。
たまたま高校生になってはじめてビジネス本を読み、そこから心理学などにハマりました。
さて、学生時代はいくらでも本が読めました。ありあまる時間があったからです。
しかし社会人になると、自由につかえる時間は減ります。
少ない時間のなかで、効率よく本を読むにはどうすればよいでしょうか。
効率よく本を読むには、こちらの3つの用語を意識すると本を読むスピードが飛躍的にあがります。
- アウトプット
- 問題意識
- パレートの法則
それではご紹介します。
読書するときは「アウトプット」だけに集中する!オススメの読書法とは?
本を読むなら、読んだ内容を「だれかに伝える」気持ちで読む
勉強するときは、学んだことを誰かに伝える
こんな勉強法を聞いたことがあると思います。
学校の先生や予備校の講師は、どんどん教える知識について学んでいきます。
1を教えようとするときには、10を知らないと伝わらないからです。
これを応用すれば、本を読むときは、読んだ内容をだれかに伝えようという気持ちで読む。
すると、内容が頭にのこるようになります。
ただし、本の内容によっては人に話しにくいジャンルもあったりします。
なので箇条書きでもいいので、本で学んだことを日記でもツイッターでもブログでも書きだすのをオススメします。
本を読むまえに「何の問題を解決したいのか」考えてから読む
本を読むなら、せっかくなら読む前と読んだ後で、少しでも違う人間になったいたいですよね。
本を読むことは大切。ですが本を読む以外にも大切なことはたくさんあります。
なので、本を効率よく読むなら「何を解決したいんだろう」と考えてから読むのがオススメです。
- 年収をあげたいのか
- 人間関係を改善したいのか
- 専門的なスキルをみにつけたいのか
- 物事のとらえかたを変えたいのか
- 元気がほしいのか
本屋にいって、なんとなく気になる本を手にとって読むことも大切です。
しかし、せっかく読むのなら「何か改善したいこと」という問題意識をもって本を読む方が効率がいいです。
すると、本の前半にある導入部分をよむ必要がなくなります。
目次をパラパラと見て、答えが書いてありそうな部分を読めばOKです。
本を読むなら、「本を読んで何を改善したいのか」考えてから読ことがオススメです。
本には重要な部分は20%しかないと思いこんでから、部分的に本を読む
さきほどの目次から読むべき場所を部分読みするに似ていますが、本は部分的に読みましょう。
パレートの法則をご存知でしょうか。
大切なことは20%。のこりの80%は20%のためにある、という法則です。
働きバチも、100匹いると80匹はサボります。
学校や会社の組織では、20%の優秀な人が、のこりの80%の人の分の学問や仕事をしています。
どんな有名大学でも、超人気大企業でも同じです。
本でもパレートの法則が当てはまります。20%の大切な部分をみつけたら、ほかの部分は読みとばして大丈夫です。
逆に本を書いてみることを想像してみてください。
100%大切なことを書こうと思っても、実際には、伝えたいことは20%くらいです。
のこりの80%は、20%を補足するためのエピソードだったりします。
著者の主張は20%しかないんです。要点を知ったうえで必要であれば、補足されたエピソードを読めば十分です。
教科書や参考書、百科事典のように、1ページ目から最後のページまで情報がはいっているのはマレです。
まずは目次をみる。次にきになる項目をパラパラと読む。最後まできになる項目をじっくり読む。
これで1冊の本を読む時間が短縮されます。
それなのに、1ページ目からじっくり読んだときよりも、本の内容をしっかり覚えられます。
1冊の本には20%しか大切なことは書いていない。
これを意識して本を読んでみてください。
まとめ。本を読むコツはあるけど、自分に取り入れやすいスタイルで本を読むのがオススメ。
- アウトプットを前提にして本を読む
- 問題意識をもって本を読む
- パレートの法則を意識して、20%の大切なところを部分読みする
これだけで、本を読む時間が短縮できます。
「いそがしくて本が読めない」
これは「仕事も残業もプライベートもあるのに、1冊300ページもある本なんて読む時間ないよ」ということです。
それなら「昼休みやスキマ時間に、本の要点だけ見つけよう。20分あればいいや」くらいの気持ちで本を読むのをオススメします。
本を読むことは大切です。しかし社会人、とくに20代の若い人は本を読む以上に大切な経験もあります。
ぜひ、本を効率よく読んで、効率よく知識をみにつけてみてはいかがでしょうか。