タクミです。3年連続確定申告が完了しました。
私は社会人3年目〜5年目までふるさと納税をしています。
今年度はインターネットの「e-tax」を使って麻布税務署に確定申告をしました。
「会社員なのに確定申告するの?」と思う方もいますよね。
会社員として働いているだけなら確定申告は不要ですが、「ふるさと納税※」や「雑所得」がある人は確定申告をする必要があります。
※「ふるさと納税」は「ワンストップ制度」という納税先に書類を返送するだけで済む場合もあります。
しかし、私は「会社員でも確定申告しておくといいよ」と思っています。
そこで今回は会社員でも確定申告する理由についてまとめてみました。
「確定申告は面倒臭い」と思わず、会社員の方でも確定申告できるようにしておくと便利ですよ。
【3年目連続】会社員でも確定申告は必要?インターネットの「e-tax」で申請してみた。
会社員でも確定申告は必要になる。
結論からいえば会社員でも確定申告は必要になります。
例えば私の知り合いの会社員の方で、親族の医療費がかかっていたので、その分を確定申告したところ、数年分で約100万円ものお金が返金されたという話を聞きました。
普通の会社員であっても、確定申告をしなかった場合、100万円も損してしまう可能性があったわけです。
また、将来、退職金を受け取ったり親族から資産相続した際にも、確定申告が必要になる場合があります。
つまり「会社員だから確定申告は不要」なのではなく「誰でも確定申告する必要がある(確定申告しない場合は損する)」ということです。
副業やふるさと納税だけでなく、確定申告することで払い過ぎてしまったお金が返ってくることがあります。
「会社員だから確定申告は不要」ではなく、「確定申告はいつかはやる必要がある」と考えましょう。
会社員から独立したときに確定申告が必要になる。
私を含めて多くの人は会社員や公務員など勤め人であると思います。
その場合は「会社が確定申告してくれるから自分には関係ないよ」と思うのは当然ですよね。仕事もプライベートも忙しくて確定申告どころではないかもしれません。
しかし、将来会社員から独立して事業を作った場合、自分で確定申告をする必要があります。
最近は、会社員をしながら副業することも当たり前になりました。会社員として1つの会社で働き続けられるかどうかは分かりませんし、副業が大きくなって独立できるようになるかもしれません。
会社員と異なり、独立した場合は、事業の継続にかかった費用は「領収書」を元に確定申告をする必要があります。
「会社員だから確定申告は不要」ではなく、「将来、独立した時に困らないように、会社員の頃から確定申告をしよう」と考えましょう。
確定申告をすると何が経費になるのか知ることができる
会社員で確定申告をすると、何が経費として申請できるのか知ることができます。
例えば私の場合はブログ収益を「雑所得」として確定申告しています。
最初は「ブログの経費って何が申請できるのだろうか」と不安でした。そこで調べてみると以下の費用が経費として申請できることがわかりました。
- 通信費(インターネットに繋がないと売り上げが発生しない)
- パソコン・スマホ(電子機器がなければブログは書けない)
- 作業場の家賃(家賃全額ではなく、作業場の平米数を家賃から算出したもの)
- ブログ運営にかかる費用(ドメイン代、サーバ代、有料デザイン、分析ツールなど)
- ブログ記事のために取材・出張した費用(食べ歩きブログならレストラン費、交通費など)
もちろん上記すべてが経費として承認されるというわけではありませんが、少なくともブログの確定申告をすることで「どのような費用が確定申告できるのか」を理解することができました。
別の例ですが、私は麻布に住んで3年目です。起業家や資産家が多く住む地域ですが、近くのスーパーに行くと7割型の人は普通の食材の買い物であっても「領収書」をもらっています。
これはレストランを経営している人であれば、スーパーの食材は「経費」として申請できますし、ここは想像ですがホームパーティをするための食材であっても、、ビジネスパートナーのつながりであれば「経費」として認められることもあるのではないかと考えています。
このように会社員として「確定申告なんて自分には関係ないよね」と思っているよりも、「スーパーの食材ですら経費として申請できたら食べるのに一生困らなそうだな」と考えて、「会社員でも確定申告して得になる方法はないかな」と考えてみるといいと思います。
確定申告すると事業家になった気持ちになる。
最後はメンタル面ですが、会社員でも確定申告をすると事業家になった気持ちになることができます。
事業家といえば自分のビジネスを法人契約にして、会社の費用を確定申告するものですが、例え「雑所得」の申請であっても「来年はもっと雑所得を増やして、将来は事業所得にしたい」と考えるようになります。
会社員のメリットは収入が安定していることです。「終身雇用は終わりだ」と煽る人は多いですが、平均してみれば、自分で事業をするよりも圧倒的に安定していることに変わりはありません。
しかし会社員では得られにくい感情があります。それは「自分でビジネスをして売り上げから税金を納めたい」という気持ちです。
自分の力で売り上げを作って税金を納められるようになると、例え少額であったとしても、「自分の力でお金を生み出すことができた。そして税金を納めることができた。」という充実感を味わうことができます。
会社員としても収入をもらい、週末は自分のビジネス(どんなに小さくでもOKです)で売り上げを作れるようになると、会社員と起業家のいいとこ取りができるのでオススメです※。
※ただしプライベートの時間は減ってしまいますけどね。。
確定申告は税務署に行かなくても「e-tax」で家から申請できる。
私は「e-tax」というインターネット経由の確定申告をしました。
これが大変便利です。私は昨年度、麻布税務署で発行してもらった「ID」「パスワード」をもとにインターネットから確定申告をしました。
これから「e-tax」経由で確定申告をする人は、お近くの税務署に行くか、マイナンバーカードがあればインターネットからの申請が可能です。
もし「確定申告の書類の入力方法がわからない」という方も、国税庁が動画でやり方を公開しているので安心です。
引用元:国税庁動画チャンネル
わざわざ税務署に行かなくても確定申告ができるようになり大変便利な時代になりました。
まとめ。会社員でも確定申告にトライしよう。
今回は会社員の私が3年連続で、確定申告をしたことでわかったメリット、やり方についてまとめました。
私も社会人1年目〜2年目は「確定申告はよくわからないし、会社員の自分には関係ないだろう」と思っていました。ぼんやりと「会社員の確定申告は年収2000万円以上の人がやるもの」と思ってましたが、会社員でそこまで稼げる人はほぼいないですよね。
しかしふるさと納税や副業、その他事業所得がある人は、会社員であっても確定申告が必要です。そして確定申告のやり方を知っておくことで「お金で損する」ことが減ります。
なお、今回私が紹介したのは「白色確定申告」と呼ばれるもので、もう一つ「青色確定申告」という、より高度なものがあります。
青色確定申告は、雑所得レベルではなく「事業所得として認められるレベル」の売り上げがないと申請が通りにくいと思いますが、青色確定申告ができると税金を納める費用を最適化することができます。
私は2〜3年のうちに青色確定申告ができるように「事業所得」を作りたいと考えています。
そして事業所得や雑所得がない人、ふるさと納税をしていない人であっても、将来的に確定申告が必要になることはあります。
若手の会社員のうちから、確定申告をして「どのように確定申告をするのか」「何が経費として認められるのか」の知識を身につけておくと、お金で困ることは少なくなります。
ぜひ、「自分には関係ない」とは思わずに、来年は確定申告にトライしようと思ってもらえると嬉しいです。