タクミです。
銀座でスーツをオーダーしました。
結論としては2着で14.4万円。1着7.2万円になりました。
化学繊維は不使用のウール100%、かつ日本製より高いイタリア生地で作り、既製品でなくオーダー。
銀座の「ゼルビーノ」というオーダースーツのお店で仕上がりは2ヶ月弱です。
本当に良かったので記事にします。
銀座でスーツをオーダー。気になる値段は?
オーダースーツを購入した経緯
オーダースーツは学生時代以来。実に8年ぶりでした。
当時は父のお金で3着作ってもらい、1着は池袋のHANABISHI、銀座の三越の2着セール。
前者は3.5万円。後者は1着2.5万円強だったと記憶しています。
25歳から33歳まで、体型を維持できていたので、8年間、同じスーツを着用してきました。
途中、2年半は完全テレワークでしたので、実質5年間の着用期間でした。
ポケット付近が色落ちしたり、膝上にテカリがでたりと、さすがにスーツの寿命を感じて新調することにしました。
オーダースーツの相場は?
オーダースーツはどの店舗でも1着3万円が最低ラインと考えてよいです。
広告に1着1〜2万円とあっても、化学繊維使用のオプションなしの価格で、通常は生地のグレードをあげたり、ボタンのオプションで3万円になります。
またスーツの価格は私が2016年に作ったときよりもやや高くなっていて、ウール100%にこだわると1着4〜5万円になります。
日本生地よりもイタリア生地のほうが価格は高く、イタリア生地はギリギリまで生地を伸ばす技術のため、キメが細かく高級感があるようです。
お金に余裕がある人は1着10万円以上の選択肢もあります。
私はスーツを複数もちたかったので2着15万円を予算にして、ちょうど予算内におさまりました。
スーツ選びが難しいのは価格帯が広いから
スーツはオーダーしたほうが体にフィットして見た目が良くなります。
とくにこだわりがなければ、スーツの既製品でもサイズがたくさんあるので、自分にフィットしたサイズを選択すれば2万円代で済みます。
スーツの選び方は難しいです。なぜなら20代〜60代以上まで、幅広い年代の方が着るものだからです。
例えばユニクロは、どの年齢層の人にもフィットするように標準的かやや大きめのサイズです。
カジュアルウェアは、ピタピタの体にフィットしたサイズ感よりも、あえてダラっとしたワイドな形が流行ることもあります。
そのだ、サイズ感の問題はスーツほど大きくありません。
スーツはビジネス用で形、色が決まっています。
それなのに生地、ブランドによって3万円〜50万円までの幅広い価格帯があるのです。
一般的に、年齢が高くなれば役職や年収は増えるので、20代よりも30代。30代よりも50代のほうが高いスーツを着たくなります。
20代のときにボーナスをはたいて、1着20〜30万円のスーツをオーダーすることももちろんできます。
しかし、顧客、上司より質の良いスーツを着ることが、最適解である保証はありません。
これがスーツを選ぶときに難しくなる理由です。
一生涯にかかるスーツの値段は?
ざっくりとですが、一生涯にかかるスーツの値段を比較します。
スーツを2着。寿命は5年。20歳〜25歳から60〜65歳まで平均40年スーツで働く場合です。8回買う機会があります。
1.既製品のスーツ2着を5年で買いなおす場合
1着2万円(2着4万円)×8回→32万円
2.オーダースーツ2着(化学繊維混合)を5年で買いなおす場合
1着3.5万円(2着7万円)×8回→56万円
3.オーダースーツ2着(ウール100%)を5年で買いなおす場合
1着7万円(2着14万円)×8回→112万円
スーツをウール100%でオーダーすると、生涯で100万円を超える費用がかかります。
これ以外に、ワイシャツ、ベルト、革靴、鞄なども買いなおす必要があるので、総額100万円に収めるなら、スーツは1着3万円代までを予算にするのが良いです。
参考までに、1台10万円のiPhoneを5年ごとに買い替えると、オーダースーツくらいの費用がかかります。
一方で、型落ちのiPhoneを使うなど、最新の電化製品にこだわりがなければ、iPhoneの評価を抑えることができます。
スーツとiPhoneの単純な比較ですが、生涯使えるお金は決まっていますので、色々なものと天秤にかけつつ、費用を決めることになります。
何事もこだわりだすとキリがなくなりますが、見た目を気にする人が多い業界でなければ、1着3.5万円くらいのスーツがあれば十分かなと思いました。