先日、大学院の同期や後輩と遊びに行く機会がありました
皆社会人3年目以下の、サラリーマンになりたての若手です
たくみは、学生時代、勉強でトップだった東京大学の卒業生であれば、さぞサラリーマン生活を謳歌できると勘違いしてました
実際には、就職した業種や、部署によって、働き方や、待遇が全く違うと言うことに気がつきました
今回は、就職活動を控えた学生に向けて、社会人3年目以下の若手サラリーマンや官僚の人がどのような働き方をしているのかまとめてみました
今やインターネットの時代ですから、就職前からかなり正確な情報を知ることができます
しかし、実際の生の声を聞く機会は少ないと思うので、ぜひ参考にしてもらえればと思います
最高学府「東大」の卒業生でも、就職先で悩むという話
就職難易度が最高峰のコンサルタントや、官僚は、想像通りの激務である
学生時代は、自分のやりたい仕事に就く人もいれば、将来のキャリアや、周りに勧められて就職先を決める人もいると思います
特に、就職先を選べる東大生であれば、就職難易度が最も難しいと言われている、外資コンサルや、官僚になる人が比較的多いです
しかし、実際に話を聞いてみると、イメージ通りコンサルタントや、官僚は、想像以上に激務のようです
特に外資コンサルや、IT系のコンサルは、最近の働き方改革にほとんど影響受けず、月100時間を超えるような残業が当たり前のようです
また、官僚の場合は、若手は死ぬほど激務と言う噂がありますが、省庁によって異なりますが、全体的に一般の大手企業よりも忙しいイメージです
まだ、3年目以下の若手と言うこともあって、転職をしているような人はいませんでした
しかし話を聞く限り、東大生のような努力家で忍耐強い人であっても、仕事が辛すぎて日々辞めたいと考えているようです
若いうちは、99%の時間を仕事に使って、将来的に起業するためのスキルを身につけたり、若手の時から年収10,000,000円を超えるような高額の給与を稼ぎたいと考える人も当然います
また、社会に出たことのない学生は、社会的なステータスを求めて、激務だけども就職の難しい企業に入りがちです
ただ、総合して言える事は、激務の企業に勤めている人は、皆ストレスを抱えて大変そうと言うことです
今、就職活動を考えている人は、自分が本当に激務の企業でも耐えられるのかどうか、いちど考えてみるといいと思います
就職先を選ぶ上で、「勤務地」は最も大事な要素なのかもしれない
若手社会人の東大生の話を聞いていて、激務度以上に重要だと思った要素は、「勤務地」です
大手企業の全国転勤型の総合職、官僚などは、若手のうちに地方で数年間働く人もいます
特に女性の方は、結婚も視野に入れていると、数年間地方にいることで都心で勤務している人と別れる必要がある、と悩んでいる子もいます
さらに、慣れない環境で仕事をすると言う事は、想像以上に辛いことのようです
理系の食品系などの開発職では、都心に勤務する事はまずなく、地方の向上などに努めることが大半です
都心に勤務できれば、実家があったり、学生時代の友人がいたりと、何かとストレス解消の方法があります
しかし、慣れない土地で1人で仕事をしているのは、想像以上に辛いと言う子も多かったです
勤務地が想定外の場所で働くことになった子は、大多数が既に転職をしているイメージです
学生時代は、若手のうちはどこでも働ける、と思って就職している人が多いと思いますが、住む場所や生活する場所は、想像以上に人生に影響を与えます
特に女性の場合は、バリバリ働くキャリアウーマンになって総合職になると、若手のうちは、全国転勤になる可能性もあります
激務度、福利厚生などの待遇以上に、どこで働く可能性があるのか、出来る限りリサーチすると良いと思います
学生時代に、やりたい事をメインにして就職した子は、ほとんど全員転職している
就職活動の時に悩むこととして、自分の興味のある分野に進むか、待遇が良い会社に勤めるかは、とても悩むポイントだと思います
特に就職先を選べる立場にある東大生であれば、多くの人は有名企業や官僚になります
しかし、その一方で自分のやりたいことが出来るように、少人数のベンチャー企業に飛び込む東大生や、待遇は良くないけれど、自分の好きな研究や仕事ができる企業に勤める子もいます
就職では、大手企業とベンチャーではどっちの方が成長できるか、と言う質問も多数があるように、多くの学生が悩むポイントでもあるようです
さて、社会人3年目以内の東大卒業生の若手数十人のサンプルでしかありませんが、正直ベースで言うと、自分のやりたい事を中心にして就職先を選んだ人は、3年目以内に転職を経験している人がほとんどでした
話を聞いてみると、「就職前に聞いていた仕事内容と違った」「想像以上にブラックな働き方を強制された」と言う理由がほとんどでした
逆に、最初から大手企業や待遇で入社した人は、ほとんど転職している人はいませんでした
東大生であっても、入社して数年で自分のやりたい仕事ができる人はごくごく少数です
また、仕事の激務度についても、ベンチャー企業であれば「働き方改革」にそった適切な働き方ができることがほとんどないです
さらに、ベンチャー企業や、少数精鋭の企業では、大手企業と比較して労働時間や、働く環境が悪いうえに、待遇が高いわけでもないことがほとんどです
自分の好きな仕事ができれば、そのような待遇等には我慢できると思っていた子が多いですが、そうそう簡単に、若手のうちから好きな仕事ができるわけではないと言うことがわかりました
待遇の良い企業に行くか、自分の好きな企業に行くかで悩んでいる人は、本当に自分の好きな仕事が若手の力できるのか、よく考えてみて下さい
まとめ。どんな企業に入るかによって、仕事を続けられるかどうかは決まってしまう。就職先を選ぶ学生はよく考えて!
新卒採用で就職できる機会は、人生で1回だけです
正直ベースで言えば、学生が社会人になる時に、就職活動中に思っていた働き方のイメージと就職後の仕事のイメージのギャップを埋める事はなかなか難しいです
情報収集力に長けた東大生であっても、就職して実際に働かないことには、本当の企業のイメージはわからないものです
ただ1つ言える事は、どんなに激務な企業であっても、待遇が良かったり将来のキャリアアップが見込める職場であれば、皆、身を削ってでも仕事を続けていると言う事
逆に、自分の好きなことを中心に仕事を選んだ場合は、ほとんどの場合、3年経たずに転職することがほとんど、と言うことです
最近では「好きなことで生きよう」と考えている学生の人が多い印象です
当然ですが、自分のストレスが溜まりにくいような仕事をできれば、結果的には長く働くことができると思います
自分が興味ない仕事であっても、残業時間がそこまで負担でなかったり、しっかりと有給休暇が取れたり、職場環境の人間関係が良ければ、十分に仕事は続けられます
一方で、学生時代からずっとやりたかった仕事であっても、激務であったり、人間関係が劣悪な環境では、大体の人が3年以内に辞めてしまっています
東大を卒業した学生であっても、就職先によって将来の進路が大きく分かれるようです
今、就職活動を控えている学生の方が、自分が将来的にどのように働いていきたいのか今一度ゆっくりと考えると良いのではと思います
どんなに考えても、学生のうちに考えている仕事のイメージと、実際の仕事内容は異なることがほとんどです
しかし、入念に情報収集を行っていた人は、3年目以降も継続して仕事を続けている人が多い印象です
人生の中で、仕事をしている時間が最も長いわけですから、面倒だからと言う理由で事前調査を怠って、せっかく就職したのにすぐやめてしまうようなことがないように気をつけていただければと思います